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ヘレン・ケラーの手のひらは、秋田犬を知っていた。

身内ネタみたいな「じゃれあい」ってあるじゃないですか。ひたすら甘噛みしあってる柴犬のような。

奥さんがワガママを言いまくる役で、わたしがそれに対して「いいかげんにしなさい!」みたいなことを(ふざけて)目くじらを立てて怒る(ふり)をして遊んでいまして。

奥さんがよろこんでいたので、それをループしていたら、笑いながらとつぜん「ヘレン・ケラーとサリバン先生みたい」と言い出したので、「おっ」と思った。
あれでしょ、手のひらに、ウォーターの人だよね。と確認しあったりして。

ヘレン・ケラーが1937年に来日した際、じつは渋谷の忠犬ハチ公をその手のひらで撫でている。
ハチ公物語を聞いたヘレン・ケラーはとても感動し「秋田犬が欲しい」と関係者に頼んだりもしたらしい。偉人のイメージとはちょっと違った角度のそのかわいらしいストーリーに好感をいだいた記憶がある。

参照元:nippon.com

撫でられているハチ公の誇らしげな横顔がすてき。

それから一段落して、風呂に入った。

わたしが風呂上がりに左肩にタオルをかけていると、奥さんがその姿を見て「ダビデ像みたい」と笑いはじめた。

なんだか、今夜はいつになくアカデミックなたとえが多いなあ。



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