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ざる蕎麦の食べ方から学ぶプレゼン能力。

「蕎麦を食べるときはねえ、蕎麦につけるつゆはちょっとだけ。あとは蕎麦本来の味をたのしむものなんだよ」

上司と”ざる蕎麦”を食べると、かならずこのご高説をされるのがめんどうくさい、というエピソードがテレビで流れていた。

うーん、わかる、わかるよ上司さん。
でもさあ、わたしが若手側だったらこう思うよ。

「じゃあ、最初から全部つゆに漬かっている”かけ蕎麦”のおいしい食べ方はどうしたらいいんですかい」と。

わたしも上司さんのざる蕎麦の食べ方はするからわかるんだけど、あくまでも人それぞれの食べ方の選択だからなあ…。

不衛生だったり、いちじるしくマナーに反していないかぎり、人さまの食べ方に対して「おまえさん、野暮だねえ」と言って許されるのは、生産者か生粋の江戸っ子だけだと思うんだよね。

だからほんとうは「なにもいわずに、自分は自分の食べ方をする」が最適解なんだろうね。

だけど、どうしても言いたいなら、

「ざる蕎麦はさー、つゆをつける量を自分で決められるから、蕎麦本来の味を食べたいときには便利なんだよねー」

くらいでどうでしょう。

それでも、わたしが若手なら「はあ、そんなもんですかねえ」って興味ないと思う。

でも「いかに否定をせずにモノゴトの良さをプレゼンできるかの能力」は、きっと若手たちも学んでくれるはず。

そうそう、スタンダードな茶色いお蕎麦もいいけど、緑色のお蕎麦って、特別感があっておいしそうだよね。


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