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「悪目立ち(わるめだち)」とは。

さいきん、テレビやラジオ、雑誌などでもたくさん使われるようになった「悪目立ち」ということば。

また新しいことばが造られたね。もともとは無い日本語だけど、若手を中心にいま流行りつつある。
例文としては、

「就職活動で、ちょっとくらいスーツがシワシワでも大丈夫だろうと思ったら、他の人はビシッと着こなしていたので悪目立ちしてしまった」
「小学校のころ、授業中にいつも大げさなリアクションをとる子がいて、悪目立ちしていたなあ」
「駅前のなにもない場所でコケてしまい、悪目立ちして恥ずかしかった」

など。

ざっくばらんにいえば「良い印象を持たれない目立ちかた」。

weblio辞書だと、

【悪目立ち】
読み方:わるめだち
好ましくない面において人よりも目立つこと。悪い意味で目立っているさま。
引用元:weblio辞書

と、端的で分かりやすい解説。

このことば、ここ最近では「ぴえん」や「勝たん」を抜いてうまいことばを造ったなあ、と思う。

とくに日本人は、だれかが目立つことに対して、とてもきびしいジャッジをするよね。

すべるギャグもそうだし、反対意見もそうだし、アバンギャルドな洋服もそうだし、その「目立ちかた」へのクオリティはとても高いものを求められる。

だから、日本人の目立ちかたには「良」と「悪」の2つが存在するのはたしかだと思う。

悪い目立ちかたってのは、承認欲求の真逆にあるものだから、できる限りしたくないのは分かる。ここまで人の感情の機微にピタリとハマることばが生まれてきたのはたいしたもんだなあ、と素直に感心してしまう。

でも、悪目立ちも悪いことばかりじゃないけどね。恥をかくことで人は強くなっていけますからね。

ちょっと古いけど、若者ことばで好きなことばは「ワンチャン」。
もう、若者ことばじゃないか。むしろおじさんか。

なんで好きか、お分かりいただけると思います。

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わんちゃん。

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