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「分ける」そして「手放す」、価値観は人それぞれ

「片づけ」が大好き!という人にはあまりお目にかからない。

だが。
実は私は「片づけ」が結構好きだという、少し変わった性格の持ち主。

数年前、片づけの資格を取得し、片づけのお仕事をしていたこともある。
大量のモノで溢れた家のお片づけに行くと、その現場を見てワクワクしたりしていた。

片づけにもステップがある。
全部出す→分ける→選び取る→収める→維持する

この中の「全部出す」という最初のステップがとても大事。自分がどのくらいの物量をもっているのか、全体量を把握する必要があるからだ。
そして、その全部のものを1箇所に集める。
それをカテゴリーごとに分ける作業になるのだけれど、当然、モノが多ければ多いほどこの作業は大変になる。

実は私のこの「分ける」作業がとても好きなのだ。
山が大きければ大きいほど、ワクワクする…(ちょっと頭おかしいのか!?笑)
それぞれの属性を見極めて、カテゴリーにひたすら分ける作業。乱雑に置かれたモノが、ある一定のルールに従って分類されていき、その途中で明らかに不要なものが排除されていく。

必要なモノだけが残っていく。

どうやら私はモノの山が、一定のルールのもとに分類されて整い、必要なものが必要な量になって整っていく様が好きなようだ。

そして、それは片づけだけではなく、人生全般にも同じことが言えそうだということに、最近ようやく気づいた。

例えば、タスク管理。
あれこれごっちゃに積まれ重なりあったタスクの数々を、優先順位を見極めながらバッサバッサと片づけていく。その時々で「優先順位」のルールは異なり、それを判断するのもまたある種の楽しさを感じていたり。

仕事で言うなら、マニュアルもなくいきあたりばったりで作業している状態のものを、交通整理してマニュアルを作成し、誰もが同じように作業できるような下地を作ったり。

ルールが決まっていない雑然としたものに、ある種のルールを設定し、交通整理をする。グルーピングなどで整えたり、まとめたり。それにより効率アップできたりすると、達成感と共になんとも言えない充足感。

でもね。
なんでもルールを決めて、グルーピングして、交通整理をして。
それがいいとは限らない。
例えば、部屋の中でいうなら、一見散らかったように見える空間が落ち着く人もいれば、モノが多い方が安心する人もいる。

要するに、自分の”モノサシ”と他の誰かの”モノサシ”は、同じようには測れないということ。

人は人。
自分は自分。

価値観はみんなそれぞれに違う。そして、それは誰かがジャッジするものでもされるものでもない。
だからこそ、人と自分との境界線はしっかり意識して「分けておく」ことは大事なんじゃないかと。
これをごっちゃにしてしまうと、人間関係もややこしくなり兼ねない……

親と子にしても。
子どもの問題を親の問題のように抱え込んでしまうとおかしなことになるし、子どもの自立を妨げる要因にもなる。

「分ける」そして「手放す」

モノもコトも思考も。
日常生活の中で定期的に見直して、意識していきたいと思う。

#片づけ
#思考の整理

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