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書きながら考えてみた。子育てとか生き方とか

不定期でForbesjapanさんに記事を書かせていただいております。

今回は、働きやすく子育てしやすい環境を目指して、東京からスウェーデンに移住された方に聞いた「北欧流夫婦のあり方」です。今日は記事に書けなかった話を。

翻訳家としても活躍されている久山さん。もう笑顔がものすごくステキで、女性の私でもキュン♡としてしまうほど。笑顔の理由は、「子育ても家事も日本にいたころに比べて、格段にストレスが減った」ことにあるのかなあ、などと勝手に推測しておりました。

スウェーデンは、男女の差がとても少ないそう。「女性だから…」という縛りがほとんどないようです。家事は女性のもの、ではなく、夫婦のどちらか得意なほうがやればいい、というスタンス。子育ても女性がやるもの、ではなく、平等に与えられた義務としてとらえられているようです。「手伝っている」ではなく「(同等に)やる」という姿勢。くぅぅ、いいなあ~。は!思わず心の声が出てしまった。女性が働くのもフツーに当たり前。とにかく自立している。誰もが仕事と家庭を持っているから、「どうしたら両立できるのか?」などと悩む必要もない、というわけですね。ごはんの手抜き、オッケー。夕ご飯がパンケーキだって問題なし。できないときには無理をしない。なんとかなる。できるほうがやる。
はああ~。そんな文化もあるのねー。

話を聞くうちに、心のコリがほぐれていくような気がしました。私、仕事も子育ても、さらには家事もちゃんとやらなきゃ!って、なんとなく気負っているのだろうな。で、どれも中途半端に感じて、情けなく、自分のふがいなさに落ち込み、子どもに「こんな母でごめん」と心の中で謝り。「じゃあ、どうすればいいんだ」という解決策が見つからなくて落ち込んだまま、なんとなく忘れておしまい、という日々を繰り返してきた気がします。久山さんも東京にいたときには、保育園で「すみません」、会社で「すみません」、子どもに「ごめんね」……と各所で謝りっぱなしだったけれど、移住後はそれがなくなったといいます。
もっとシンプルに割り切ってもいいのかなー。


それからびっくりしたことが。子どもにとにかく怒らないのだそう。子どもに怒鳴ることはまずないと言います。ああ、、耳が痛い。少しでも声を荒げたり手をあげたりすると(軽くぱし!くらいでも)、「虐待」と見なされて通報されることもあるとか。な、なんと……! 

では、子どもがやるべきことをやらないときにはどうしているかと言えば、「ひたすら待つ」なのだとか。とにかく、ひたすら、根気強く待つ。ん~。すごいなあ。今の私にはとうていできないワザであることだけは間違いありません。

文化が違えば、家族関係も大きく異なる。どちらがいい悪いではなく、違いを知るということはとても大切ですね。なんか、励まされました、勝手に。そして、スウェーデンで子どもを怒った罪で逮捕されないよう、気をつけよう。。


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