あやか@ライター

ライター、日本語教師。2023年は書いたり、観察したり、夏休みの自由研究的なことをしま…

あやか@ライター

ライター、日本語教師。2023年は書いたり、観察したり、夏休みの自由研究的なことをします📝母語は山形弁。Marble1期生。

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    茶の湯ってなに?を考えるために書く日記

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    物語を聞きたい。おもしろいって、こころの栄養だから。

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「まちの植物はともだち」で知った、すぐそばにあるおもしろい世界

2023年、せっせとやっていたことがある。 植物観察。 春になると、どうして芽は伸びるのだろう?太陽の方へ、ぐんぐん伸びる。すごいと思うし、ちょっと怖いとすら思う。あの勢いは、何なんだろう? 小学生みたいな疑問を抱えたまま、大人になった。 知らなくても生きてはいける。でも……みたいな問いが、私にとってのそれだった。 植物観察家・鈴木純さんの観察会『まちの植物はともだち』は「10分の道のりを100分かけて歩く」と言われている。ただのキャッチコピーではなく、本当にそんなペー

    • 人生に「おもしろがる」というスパイスを少々

      海外の人に日本語を教えている。 しかし実際は、私が彼らから学んでいることが多い。 オーストラリア出身のTさんが、先日富士山に登頂した。 登りは通常6〜7時間かかると言われるらしいが、彼は4時間を切ったという。写真を見せてもらうと、フル装備の登山者に囲まれて、笑顔のTさんが映っていた。半袖短パン姿で。 「富士山、よかったよ!思ったより時間がかからなかった」 楽しそうに話すTさんは、驚異的なフットワークを持っている。私のジョーシキを軽々と蹴散らし、風を吹かせていく。体力、思

      • 静けさを聞くこと

        シーン…。 沈黙をオノマトペにした最初の人って、すごい。 無い音を、有るように表現しているのだから。 「0(ゼロ)」の概念を見出したインド人もすごいけど、「シーン…」をつくった日本人もとんでもなく画期的。 漫画のなかでは、スベったときの効果音としてよく使われる。 でも、沈黙は必ずしも「気まずい時間」ではない。 ときに、次へ進むための、束の間の休息だったりする。 今に始まったことではないけど、 現在進行形で、バタバタして生きている。 be バタバタing 状態だ。

        • お茶は謎解き

          月に2回、楽しみがある。毎月第1・第3土曜日は、お茶のお稽古の日。 昼過ぎになると、いそいそと自転車で先生のお宅へ向かう。 着物がないから、洋服で行く。でも、足元は草履という、ちぐはぐな格好。風流から程遠い私が、お稽古に通い始めて約1年半になる。 普通、何かを1年以上習ったら、できることが少しずつ増えてくるものじゃないかと思う。それなのに、私はお茶のことが驚くほどわからない。 手応えゼロ。 前に進んでいるのか、停滞しているのか、後退しているのか。 それさえわからない。そ

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          ライター・あやかのプロフィール

          はじめまして、ライター・あやかです。 プロフィールをご覧いただきありがとうございます! 人の生き方に興味があり、それぞれが大切にしている哲学や信念を深堀りした記事を書いています。 さまざまな人に話を伺い、その人が持っている「すてきなところ」を一緒に発見していきたいです! プロフィール1991年生まれ、山形県出身。 亜細亜大学国際関係学部卒業後、メーカー法人営業を約3年経験。日本語教師に転職し、2023年には「書く」+αが学べるスクール『Marble』を受講し、4月末に修

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          無農薬野菜の収穫体験が大人気!東京地球農園で味わえる「本物の体験」とは

          ここは東京(?)と思ってしまうような、豊かな農地が広がるあきる野市。その一角にあるのが、東京地球農園です。 農園で特に人気なのは、旬の野菜を楽しめる収穫体験。大手レジャー予約サイト「じゃらん」の東京の農業体験ランキングでは、2年連続で1位を飾っています。 今回は、そんな東京地球農園を設立した久保田武男さんにインタビュー。農園に込めた想いを伺ってきました。 「美しい地球を子どもたちへ」東京地球農園が大切にしていることーー久保田さんはもともと農家ではなく、市役所職員だったそう

          無農薬野菜の収穫体験が大人気!東京地球農園で味わえる「本物の体験」とは