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不動産は五感で感じましょう

 友人がマンションを買うとのこと。私になにかアドバイスして欲しいと、

 マンションを買うとなると内装や設備等、どうしても部屋の中に目が行きがちになってしまうものですが、これから先何十年も住むことになる「地域」や「環境」も同時に買うんだということを意識して下さい。

 気にする点、例えば「隣地」。

 バルコニー側の隣地が更地である場合、今はお日様が心地よく照らしてくれるけど、ここに建物建ったら日当たりないじゃん、にならないように。老朽化した空き家がある場合なども気を付けましょう。隣地の規模は?法的に何が建てられるの?などなど。

 また、室内の内装や設備は気に入らなかったり古くなったら、自分のお金で変更できます。でも「スーパーまで車じゃなきゃ行けない。」「修繕積立金の残高が少ない」などは、どんなに頑張っても自分ではどうしようもないこと、これに目をつぶらないでください。

   内装の新しさや設備の充実に、ついつい「まっ、このくらいしょうがないか。」と妥協してしまいがちです。

 最近では不動産の「オンライン内覧」が頻繁に行われています。便利な世の中になったものですなぁ。でもですね、便利は便利で良しとしまして、私としては実際に現地に足を運ぶことをお勧めします。

 だってですよ、もし近所の美味しい焼鳥屋さんの香ばしい匂いが、ストライクでその部屋に流れ込んでくるとしたら。「おー、この匂いで飯3杯食えるぜ」とはなりませんよね。

 五感を研ぎ澄ませて周辺環境を歩いて回ることで匂いや音、夜道等、不動産会社さんのチラシではわからないあれこれをじっくり感じてみることが大事です。

 これから長年寄り添う癒しの場、財産、そして子供達にはふるさとになるのですから。
 


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