見出し画像

強迫性障害って知ってる?

こんしばわん、しばみかんです。

kindle本のデビューしてもうすぐ1ヶ月になろうとしています。
少しリメイクして再出発をしようかなと思っています。
構想はあるものの、まだ途中なので少しお待ちくださいませ。

さて、2冊目のテーマは「強迫性障害と私」で執筆しようと考えています。
ここで、少しだけ「強迫性障害」についてわかりやすく説明しますね。

強迫性障害とは

強迫性障害とは、こころの病気の類になります。
こころの病気に代表されるのは「うつ病」「統合失調症」などが挙げられます。

この病気は「不安」や「こだわり」で日常に影響をきたす、患者本人が一番辛いのです。
突然ですが、みなさんは不安やこだわりを持っていますか?
これらは少しだけ持っていると思いますが、ご自身の生活に影響は出てますか?
例えば「フライパンを火にかけていたけど、消したっけ?」と不安になったとします。不安になったらすぐ確認して、消していたことを確認しますよね。そして確認したらすぐ安心すると思います。これがみなさん行なっている行動だと思いますが、強迫性障害の方は何度も何度も確認しても安心できないのです。不安が取り除くまで何度も何度も、しつこいほど確認して、時間がかかってしまう。生活に支障が出てしまう。それが強迫性障害なのです。

強迫性障害の症状


大きく分けると2つあります。

  • 強迫観念

  • 強迫行為

まず「強迫観念」は、頭から離れない考えを指しています。その考えに「不条理」とわかっていても、自分で頭の中から追い払うことができないのです。
そして「強迫行為」は、強迫観念から生まれた不安に掻き立てられて起こす行動を指しています。「やりすぎや」「無意味や」と気持ちではわかっているものの、その行動をやめることができないのです。

代表的な症状として

  • 不潔恐怖と洗浄(汚れや細菌への汚染から手洗い、入浴などをする。ドアノブに触れない)

  • 加害恐怖(誰かに危害を加えたかもしれないという不安があることで、新聞やテレビに事件事故で出ていないか、警察や周囲の人などに確認する)

  • 確認行為(ドアや窓の戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを何度も確認する)

  • 儀式行為(自ら決めた手順で物事を進めないと恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ手順で仕事や家事をする)

  • 数字へのこだわり(不吉や幸運な数字に縁起を担ぐという過剰なこだわり)

  • 物の配置、対称性などへのこだわり(物の配置に一定のこだわり)

があります。
誰もがやっている行動と思うかもしれないですが、これらの行動が
日常生活や社会生活に影響が出ていること
家族や周囲の人が困っていること
であれば、強迫性障害の疑いがあります。

強迫性障害の治療


専門の医療機関に受診したら、治療を始めるのですが
その治療は

  • 認知行動療法

  • 薬による治療

の2つです。
まず「認知行動療法」は一言で言うと「自分の認知している不安に立ち向かって、その行動をしない」というのです。
例えば、強迫性障害で「手が汚いという不安があって、何度も手洗いをするという強迫な行動をする」という症状を持っているとしましょう。
いつもなら
手が汚いから手を洗おう→いや、まだ汚いかもしれない→手洗いする→まだ不安だ→手洗い→まだ汚い→手洗い・・・
と繰り返してしまう行動を
手が汚いから手を洗おう→いやさっき洗ったから我慢しよう
という行動に変えていくのです。
これを何度も何度も我慢の認知や行動をを繰り返すと、不安が減っていき強迫的な行動に移らなくなるのです。
(これを曝露反応妨害法といいます)

同時に薬での治療を行なっていくのですが、うつ病の薬を使っていきます。
(うつ病の薬の中に強迫性障害の適応が取れた薬もあります)
症状によって薬の量や種類は変わっていきますので、必ず医師の判断に従ってくださいね。


次は私が強迫性障害になってきっかけを書こうかなと思います。
ではでは。

参考文献