強迫性障害になったきっかけ
こんしばわん、しばみかんです🍊
今日はタイトルのことを話そうと思います。
社会人になった
社会人となると同時に、私は一人暮らしを始めた。
始めたというより、始めざるおえなかったというのが正しい言葉だろう。
新卒で入社した会社は
その業界の資格を持つために座学の研修を受けなければならなかった。
これは試験資格として、必須の研修だった。
入社した会社は約半年でその座学研修を組まれていた。そのため、会社が用意してくれた寮に入らないといけなかったのだ。
私の同期は3人。
3人とも同じ建物で、隣と斜め上に同期が住んでいた。
私にとって人生で初めての一人暮らし。
少し不安もあったが、同じ建物に知っている人間がいるので、少し安心していた。
それは何かあったら、彼らに頼ればいいという気持ちがあったからだ。
社会人になって、強迫性障害の症状は少しだけ出ていた。
私の症状は確認行為だった。
具体的にいうと、戸締りの確認を何度もしてしまうという症状だった。
実家暮らしのときからこの症状が出ていた。
だが、そんな気にするほどでなかった。だって家族がいるから。
しかし当時の私は一人暮らしデビューしたて。
自分の身の回りのことは自分でしなければという、強い使命感を持っていた。
その使命感から
「玄関の鍵を締めたにもかかわらず、何度もドアノブを引っ張る。」
という症状は出ていた。
特に平日はこの症状が出てきており、研修でのストレスがこの症状に出てきたのであろうと思っていたぐらい。
特に気にすることもなかった。
実は、社会人になる前に祖父からあるアドバイスをもらっていた。
それは
「しばみかん、一人暮らしになるんだろう?確認するには指差し確認がよいぞ。私も社会人で一人暮らしの時は指差し確認をしていた。ホレ、やってみ」
その教えの通り、さっそく実行に移していた。
また鍵も特殊だったので、セキュリティが高い鍵であった。
一人暮らしデビューの私にとって心配事が減る。
だからか、少し安心していた。
そして平日はほとんど座って過ごすという座学研修を受け、一人暮らしを楽しみつつ、少しずつ肥えていき、気がついたら半年が経っていた。
研修が終わる頃、配属先が決まった。
蒸し蒸ししている暑い夏が訪れていた。
こんな暑い日にスーツで過ごす男性はすごいなー、と関心しながら研修から帰ってからは次の引越し先を探し、休日は引越し準備に追われた。
睡眠時間が少しずつ削られたが、なんとか次の入居先が決まり、そして引越しも完了した。
何日か経ったある日。
知り合いと会う約束をしていたので、支度をし鍵を締めて出かけた。
知り合いと有意義な時間を過ごし、買い物をし、玄関の鍵を開けようとしたら…
あれ…?
ダブルキーだったので、2つとも鍵をかけたはずなのに開かない。。
あれあれ…?
上の鍵を開けたよね?なんで開かないんだ?
上の鍵にキーを入れて、下の鍵にキーを入れて、ドアノブを引っ張る。
しかし開かない。
んん…?
もしかして下の鍵を締め忘れた…?
再び上の鍵にキーを入れたが、開けたことを確認。
そして下の鍵にキーを入れて開いた音がしたことを確認。
ドアノブを引っ張ったらドアが開いた。
家の中はシーンとして静か。
何も荒らされていない。
鳴り響くのはセキュリティ解除したというアナウンスした女性の声だけ。
恐る恐る家に入るが、何にも異常なし。
恐れていた事態は起きていなかった。
自分のミスであった。
鍵を1個、かけ忘れたのだった。
最初は自分のミスを認め、あまり考えていなかった。
しかしだんだん不安になり、家のあらゆるところを漁り確認したが異常はなかった。
不安が積もっていくので、セキュリティ会社にも問い合わせた。
回答は異常なし。
やはり、自分のミスであった。
あぁ、なんてこった。
浮ついている自分がいけないんだ。
もっとしっかりしなきゃ。
その晩、自分を責めまくった。
…
続きはまた明日。
ではでは。
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