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自分と対話することからはじめよう

みなさんこんにちは、そしきのコーチ編集部さおりゃんです。
最近のこまっちゃんについてのインタビューをお届けします!


自身のWILLから新しい働き方を考えてみる

こまっちゃん:秋田県の事業でPalletさん&onozucolorさんと若手向けのワークショップ(以下WS)を実施しました。
テーマ:「何を大事にしながら、どんなふうに働きたい?自身のWILLを大切にしながら、新しい働き方を考えよう。」
構成:第1部は、私が講師としてチームでの円滑なコミュニケーションについて話し、後半では自分のWILLに気付くためのWSをonozucolorのまりなさんが実施。第2部は交流会で、WSのグループの人達で意見交換をすることで、若手社員同士の会社を超えたネットワーク作り。
開催地域:県北エリアは大舘学び大学、県央は秋田市、県南は横手市の交流センターY2プラザにて実施。

県北エリア:大舘学び大学

さおりゃん:県縦断で同じ内容を3箇所で実施するとは、まさに県事業の醍醐味ですね!こまっちゃんはどんな事をお話しされたんですか?

円滑なコミュニケーションを生み出す3つのポイント


本研修のチラシより抜粋

こまっちゃん:①リーダーシップ ②コミュニケーション ③上司との関係を良くする方法という3つのポイントについて話したよ。
1つ目のリーダーシップは、リーダーの役割を持つ人だけでなく、若手社員一人一人が、まずは一歩踏み出してみるために、自身をリードする“セルフリーダーシップ“の話をしたんだ。
2つ目のコミュニケーションに関しても、相手ありきの対人コミニケーションではなく、まず初めに自分自身とコミニケーションをとり、反省ではなく「内省」モードで自身と対話し、一歩踏み出すきっかけを作ろうという内容。
3つ目の上司とのコミュニケーションにおいては、最も参加者の皆さんから反響が大きかったかな。コミュニケーションをとっているつもりが、単なる会話・雑談になっており会話の域を超えていないという発見や、対話がいかに大事かという気づきを得たという声も多く頂けたよ。

さおりゃん:そうなんですね。どれも興味深いですが、どうしてその3つのポイントにフォーカスされたんですか?

こまっちゃん:もう少し肩の荷を下ろして自分らしく働ける道を切り開くために、大事なポイントがその3つかなという仮説があったんだよね。だから、自身は何を大事にしていきたいのか、という自身のWILLを明らかにするプロセスも大事にしていたよ。

本研修のチラシより抜粋

違いこそが価値、相乗効果で生まれる価値とは


さおりゃん:なるほど、ちなみに3会場を体験されて違いはありましたか?

こまっちゃん:秋田の皆さんって本当に優秀で真面目な方が多くて、WSでご自身の想いをすらすら表現できる方が多いのが共通点だった。
違いとしては、県北エリアはすでにマネジメントや後輩の育成を担われていたり、今後役員を目指されている方が多かった印象。中央エリアは会場も30人程度と広く、多岐に渡る職種の方々が参加してくれていましたね。県南エリアは、1番アットホームな印象で周りの人とコミニケーションを取るのがすごく得意な方が多かったかな。互いに協力しあいながら、最初からポジティブフィードバックができていたのも印象的でした。

県央:秋田市

さおりゃん:様々な共通点や違いが見えてきて面白いですね。

こまっちゃん:そうだね。恐らく8割ぐらいの方が今回のような交流会や研修に初めて参加されたのだと思うけど、やっぱり秋田って教育水準も高くポテンシャルも高いから、優秀な若手社員の皆さんがいてくれることがとても頼もしいよね。

さおりゃん:県や会社の社長さんも社員が自分らしくWILLを持って働いて欲しいと思われている方も多そうですね。

こまっちゃん:そうだね。今回の研修は若手向けなんだけど、経営者や人事の方々が魅力的な職場づくりを学ぶというプログラムが本流としてあって、経営者や人事だけでなく、社員一人ひとりが自分のWILLをもとにセルフリーダーシップを持って会社を良くしていって欲しいという想いがあるんだ。今回は、ずっとご一緒してるPalletさんやonozucolorのまりなさんともコラボでき、秋田県の職場がどんどん良くなっていくんじゃないかとワクワクしています。ぜひ他企業さんにも取り入れてほしいですね。

さおりゃん:とても素敵ですね、タッグを組むことで生まれる相乗効果もありそうですね。

こまっちゃん:そうだね、実は初日に参加された方が自分ですでに異業種交流会を企画していてその場で告知もしてくれたりと、周りを巻き込んで交流の場を作ろうという積極的なアクションまで生まれて本当に嬉しかったな。まさに「セルフリーダーシップ」の発揮がその場で見られた!

さおりゃん:素敵!!こまっちゃんとしては、振り返ってみていかがでしたか?

こまっちゃん:今回、ペルソナを秋田県で働く入社3年目の若手社員と決めて、想像しながら設計したんだけど、皆さんたくさん吸収してくれていそうだったから、今後コンテンツ化したいと思っているよ。加えて、秋田各地で働く方の生の声を拾えたことで、解像度も上がり、自身が大事にしてきた「共に創る」という意味の共創の場が広がったことも大きな発見と前進だったな。

県南:横手市の交流センターY2プラザ

さおりゃん:大きな前進ですね。今後解決していきたい課題はありましたか?

課題は全国共通、手を取り合って乗り越えればいい


こまっちゃん:具体的な話をすると、IT部門であっても制度上リモートワークがなく出社せざるを得ないとか、逆にリモートワークゆえに強い孤独感を感じていたり、、、と全国共通のお悩みも多く聞こえたよ。人事の専門家として長期活躍に向けた改善ポイントを伝える必要性を感じたな。今回のように普段の生活では出会わないような方のWILLに触れる機会があると、その場では力が湧いてくるけど、一度職場に戻るとやりたい仕事よりタスクをこなす忙しい日々に戻ってしまう、というのもよく聞く話だよね。
組織開発のプロとして、もっと魅力的な職場づくりにするために、業務効率やDX・そこに紐づく組織づくり・適材適所等をテーマに、知見や経験をもとに力になりたいと強く感じたよ。

さおりゃん:悩み事は全国共通なんですね。。。今後こまっちゃんはどのように関わっていかれるのですか?

こまっちゃん:プログラムの一環として秋田県が専門家派遣を実施しているので、ご要望いただければ専門家の1人として派遣され貢献することはできます。継続的に関わることで根本課題にアプローチできるプログラムとなっているのも特徴だね。加えて、現在支援をしている企業様の管理職だけでなく若手社員の声を聞く機会もあり、実情や全体像を知ることができてより有効的な打ち手が見えてきたなと手応えも感じたよ。今回の貴重な経験を、今後に活かしていきたいね。

【編集後記】

「あなたが働く上で大事にしていることは何ですか?」と聞かれた時、みなさんはどんな言葉が頭に浮かぶでしょうか?私は、「どんな人と働くか」という言葉が、新卒の就活時代から変わらず心のうちに湧き出てきます。ただその背景には、「自身が大事にしている事を大切にしてくれる人と働きたい」という想いがあることに、今回のインタビューを通して気づきました。とすると、自身が大事にしていることとは・・?と迷いの森から抜け出せなさそうです(笑)
何を大事にしてもいい時代、自身は何を大事にしたいのかを定期的に自身と語り合う時間を持つことが大切だなと改めて気づくことができました。

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