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親子関係が自分の人生に多大な影響を及ぼします

私は次男ということもあり、兄がいつも親から怒られているのを傍から見ていて、あんなことをしたら怒られるというのを学ぶわけです。

なので、親から怒られたという記憶があまりありません。

そして私も自分の子に対しては、女の子ということもありますが、ほぼ怒らずに育ててきました。

自分がそう育てられて良かったと思っているので、娘にもそうしたのですが、妻はけっこう厳しく娘にあたっていたので、それはそれでバランスがとれていたと思います。
夫婦は自然とそのように子に対して接するのかもしれません。

この子供が親に対して抱いているイメージが、社会人になってもずーっと後を引きずってしまい、恋人や普段の人間関係に大きく影響してしまうのです。

子供は親に育ててもらう以上、言うことを聞くのは当然だと思ってしまいますよね。

とにかく親が言うことは正しい
親に認めてもらいたい
親に褒めてもらうような行動をしてしまう

このような癖が潜在的に身についてしまいます。

だから人間の在り方や価値観が親そのものになってしまうこともあります。

ここに気づけないまま大人になっても、この親という人間像が人付き合いに投影されて、苦しみ続けることにもなりかねないのです。

父親が男性像、母親が女性像となり結婚相手に対しても、このイメージが良くも悪くも影響します。

あなたが女性ならば、厳しい父親に育てられた場合
「あんな親父みたいな男は嫌」と思い優しい旦那さんと結婚したとします。
するとどうでしょう。
優しい旦那さんが良かったはずなのに、優柔不断で物足りないなんて贅沢を言い始めるのです。
あなたが望んだとおりの相手と一緒になったのに、今度はそれを否定するという、わけのわからないことを言い出すのです。

ストーリーはちゃんと学ぶために起こります。

そもそもは厳しい父親でも認めて許すことができていないために起こっています。
父親に対する自分のネガティブ感情を、自らの愛で癒してあげるんです。

何十年と染みついた感情を癒すのは容易じゃありませんが、ここにしっかり向き合わないと、いつまで経っても男性関係で苦しむことになります。


子供は、生まれてくる時に自らその親を選んで約束して生まれてくると言われています。

それは親子が互いの学びのためでもあります。

どんなに厳しい憎らしい親であっても、あなたを見捨てずに大人になるまで育ててくれましたよね。
でなければ、あなたは今ここにいません。
まずそこに感謝ですよね。

だからといって、大人になってもずっと親の顔色をうかがって生きることはありません。

あなたがたとえ親の理想の仕事に就かなくても、親の理想の相手と結婚しなくても、あなたが幸せに生きていてくれればそれでいいのです。

あなたの人生は親のための人生ではなく、あなたのための人生です。
そこは自信を持って自分のための人生を選択しましょう。

やがて、あなたが自分の子を持った時、あの厳しくて憎たらしい親のありがたみに気づけるのです。

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