子供は親の所有物じゃない！

子供の頃、親から「何で親の言うことが聞けないのか！」と
叱られることが度々ありました。
私は、「何で言うことを聞かないといけないのか！」と
思っていて、「子供は親の所有物じゃない！」と言い放ち
「何を言ってるんだ！」と猛烈に怒られた記憶があります。

子供にだって意見があります。
何故親は自分の思う通りにしたがるのか
理解不能でした。
成長するにつれて、年上は年下を支配したがる
傾向があることに気が付き
面倒な世の中にうんざりしていました。

自分のことを可愛がってくれる大人には
子供は懐きますよね？
そうゆう大人はちゃんと子供の意見を
聞いてくれます。
先輩風を吹かせる大人は自分のやり方が
正しいと思い込んでいる傾向がある気がします。

先日、若いママが子供の意見を
丁寧にどうしたいのか聞いている
場面に遭遇して、えらいなって感心しました。

子供は子供なりに考えて時間がかかっても
自分でやり遂げたい気持ちがあるのです。
やり方も、方法も、感じ方もそれぞれで
「こうした方がいい」「こうした方が早い」など
人生の近道みたいなものを教えたくなってしまいがちですが
そこは、ぐっとこらえて見守ることが必要だと
私は思います。

「こうした方がいい」「こうした方が早い」などは
知りたい人には有効でも
自分でやってみたい、やりとげたいタイプや
のんびり自分で体験しながら進みたい人も
いるのですよね～。

だから、押し付けずに「相手に意向を聞く」ことが
大切なのだと思います。
自分で決めたことは、たとえ失敗しても
受け入れやすいし、勉強になります。

結果が分かっている試合をあまり見たいと思わないし
ネタばれのドラマや映画を観てワクワクハラハラは
しませんよね？

人生もそんな感じなのだと思います。
先が見えないと不安になったりもしますが
知りたい人は聞き
自分で体験しながら学んでいくタイプの子供も
いると言うことを知ってもらいたいなと
思いました。