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26日目:拝啓、弊社様

フェネック文章力向上月間
Day26 弊社はなぜクソなのか


拝啓 弊社様

そちらに顔を出さなくなってから久しく経ちますが、お元気でしょうか。
私がいなくても、そちらはなんの問題もなく動いていることでしょう。


先日、私に性的加害を加えたクソ野郎が花形部署のリーダーに昇進したことを人伝いに聞きました。
一応減給したから禊が済んだ、という判断でしょうか。昇進おめでとうございます。もちろん、全く嬉しくありませんが。

一方で、私には「あなたが気があるって勘違いさせるから」といった暴言を吐いてきたこと、今でも許せそうにありません。しかも、本来私をサポートするべき立場の保健師にそれを言われたこと、一生忘れません。
なんであんなやつが昇進して、私だけが苦しみ、同期で未だに一人だけ昇進できないのでしょうか。被害に遭う前も、職場を引っかき回していたあいつの尻拭いをさせられていたのは私だというのに。


今回の休職も、一度通院を止めてしまった私に全責任を負わせようとしているようですね。
そちらの都合で仕事量が倍増してぐっちゃぐちゃにメンタルを崩されたのに、しかも仕事量を減らしてくれと頼んだのに聞き入れてもらえず「これくらいならさすがにできるよね?」と強いプレッシャーまでかけられたのに、それは全部なかった話になっているんでしょうか?

正直、私を守ってくれない会社になんて、二度と戻りたくありません。
確かに今の仕事はメンタルに負担が大きかったけど、だからといってその後貴方たちが私のためになる部署に異動させてくれるとは到底思えないのです。


本音を言えば、金銭的な問題さえなければ、今すぐ辞表を叩きつけたいです。
この文章を書いている今も、吐き気が止まりません。

合う人には合うんでしょうけれど、私は何年経ってもそちらの風土に馴染めませんでした。
弊社の益々のご活躍と、今後の私の人生に弊社がもう二度と関わらないことを祈念して、締めくくりとさせていただきます。

敬具

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