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【私の経験】仕事で早く結果を出すには、○○がある人と組むこと

仕事で早く結果を出すには、誰と仕事するかによって大きく左右されます。

上司・先輩と一緒に仕事すれば早く結果を出せるわけではありません。

このことを私は過去の経験を通して身をもって実感しました。

仕事ができるようになって、辛い今、不安な将来を乗り越えたい方は、ぜひ最後までご拝読ください。

まずは、早速結論から話をさせていただきますが、早く結果を出すのに組むべき人は主体性のある人だということです。

主体性のある人に、年齢の上下、立場の上下は関係ありません。

これは今から話をする過去の経験を通して、私は身をもって実感しました。

今から10年前、私の会社では、業務改革で社内の基幹システムを再構築するプロジェクトが発足されました。

このプロジェクトは必ず4年で終わらせる必要がありましたが、3年が経過したにも関わらず進捗ゼロのセクションがありました。

これを受けて、当時の私の直属の上司であり、かつ、プロジェクトの最高責任者でもある経営層が、突然、私をそのセクションの責任者に任命し、「4年掛かりの仕事を1年で終わらせろ!無理ならクビだ!」と脅してきました。

そのせいで私は、過労で倒れ、適応障害を患ってしまったのですが、自宅療養中に読んだ『7つの習慣』という本のおかげて1ヶ月で復職することができました。

本書の結論を一言でいうと、真の成功とは、優れた人格を持ち心豊かに生きることであり、その成功する為の習慣とは、以下の7つで構成されています。

第一の習慣 主体性を発揮する
第二の習慣 目的を持って始める
第三の習慣 重要事項を優先する
第四の習慣 WinWinを考える
第五の習慣 理解してから理解される
第六の習慣 相乗効果を発揮する
第七の習慣 刃を研ぐ

また、この『7つの習慣』の記事につきまして

第一の習慣『主体性を発揮する』はこちら

第二の習慣『目的を持って始める』はこちら

第三の習慣『重要事項を優先する』はこちら

第四の習慣『WinWinを考える』はこちら

第五の習慣『理解してから理解される』はこちら

でご覧頂けます。

今回のテーマは
第六の習慣『相乗効果を発揮する』です。

では、過去のプロジェクトの話に戻していきますが、私は、このプロジェクトで営業部のルーチン業務を効率化するシステムを構築しました。

このプロジェクトは社内の基幹システムをリニューアルすることを目的に4年かがりで行うものでした。

当初のプロジェクトメンバーは、営業経験がないシステム部の人で構成されていたこともあり、営業部のシステム構築は後回しにされ、3年間、進捗ゼロの状態でした。

そして、ラスト1年になり、急きょ、営業部向けシステム構築の専門部署を立ち上げ、私はそこの責任者に任命されました。

4年がかりで行うものをたった1年で完成させなければならないこともあり、途中適応障害を患うなど数々の修羅場を乗り越え、なんとか1年で完成させることができました。

期間内に間に合ったのでよかったのですが、営業部のシステム構築を3年間ほったらかしにした当初のプロジェクトメンバーの責任感のなさには、正直言ってげんなりしています。

しかも、大半の人が私よりも年上です。このような先輩社員は全く尊敬できません。

しかしながら、私はこのプロジェクトで唯一尊敬できる人がいます。

その人は、当時私の部下であった入社2年目の後輩です。

その後輩は、1年目の時は営業部で、学生時代も文系専攻で、システム構築の経験はありませんでした。

しかし、私はこの入社2年目の部下に救われました。

この後輩の存在が、どれだけ私の精神的な支えとなったか。

今思い返すと、その後輩には感謝しかありません。

先ほど、私はこのプロジェクトの先輩社員は、全く尊敬できないと言いましたが、そう言う私自身も人間できていませんでした。

今まで私は仕事に対して消極的でした。

何かあれば、他人のせいばかりしていました。

システム構築の責任者に任命された当初は、無理だと一度は断ってしまいました。

こんな駄目な私でしたが、この後輩との出会いがあり変わりました。

この後輩の人のため、人の役に立ちたい、という熱い想いに影響され、私は仕事に対して積極的になることができ、無事1年でシステム構築することができた。

また、この後輩のおかげで、私は貢献することを価値観にしていたんだな、と。

だからここまで頑張れたんだな、と。

幸せって、ポジティブな感情や達成する喜びだけじゃなくて、人に尽くすのも幸せなんだな、と気づくことができました。

私は、この後輩と出会えて本当によかったです。

そして、私が構築したシステムが社内でリリースされ、プロジェクトは解散しましたが、解散前に、私とその後輩は、社長からお呼びがかかり、解散後の異動先について話がありました。

これが当時の会話です。

社長「二人とも良く頑張ってくれた。営業部のシステムがリリースできたのは君たちのおかげだ。」

愛鳥、後輩「ありがとうございます。」

社長「愛鳥君、君はシステム部に残りなさい、営業部のシステムを運用していくには君の力が必要だ。」

私は覚悟を決めていましたので、正直に言いました。

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社長、申し訳ございませんが、
お断りしたいです。

営業部のシステム構築を3年間ほったらか
しにしたシステム部のメンバーと一緒に
やっていける自信がありません。

4年の仕事を1年で終わらせるよう、
自らが必死で取り組むことをせず、
当初プロジェクトメンバーでなかった私に
丸投げしました。

だから、私は適応障害を患いました。

今回は、なんとか1年で完成させることが
できましたが、今後も、ほったらかした
仕事を急に短納期でしろと丸投げされると
思うと、システム部でやっていく自信が
ありません。

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これを聞いた社長はこう言いました。

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すまなかった。
システム部の人間には、今後、このような
ことがないように注意しておく。
そしたら、二人とも、次は営業企画部に
行き、リリースしたシステム運用を軌道に
乗せてくれ。

====================

こうして私たち二人は営業企画部に行くことになりましたが、その時、その後輩が社長に向けて思いもよらない発言がありました。

====================
社長、私はシステム部に残りたいです。

私は、入社2年目でシステム構築未経験
ですが、システム部の皆さんのモチベー
ションが上がる雰囲気を作ることは、
今の私でもできると思うのです。

私は、この会社が好きなんです。
この会社の皆さんが好きなんです。
だから、会社の売上アップに貢献したい。

今後は、ITスキルを身に付け、
私が社内のみんなが喜ぶシステムを
構築したいんです。

愛鳥さんが営業企画部に行ってしまえば、
リリースしたシステムに改修が必要に
なった際に、愛鳥さんがシステム部の
人に改修依頼をする必要があります。

だから、私が愛鳥さんとシステム部を
つなぐパイプ役になりたいんです。

パイプ役になることで、システム運用を
いち早く軌道に乗せたいんです。

社長、どうか私をシステム部に
残らせてください。お願いします。
====================

もうお分かりだと思いますが、この後輩は、入社2年目にしてすでに主体性を発揮しています。

ここまでのビジョンを描き、保身にならず人のために行動したいと、社長に堂々と伝える後輩の姿は、尊敬しかありません。

尊敬すべき人に、年齢の上下、立場の上下は関係ないというのは、まさしくこれです。

これには社長も大喜びで

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本当に嬉しいよ。ありがとう。
よしわかった。
君はシステム部に残ってくれ。

愛鳥君とシステム部のパイプ役は、
君に任せた!

君には期待している。よろしく頼む。
====================

と仰っていました。

その後、私は営業企画部に行き、その後輩はシステム部に残り、別の部署で働くことになりましたが、私たちは更に関係を深めていきました。

その後輩の熱い想いに惹かれ、私も人の役に立ちたい気持ちが高まり、リリース後は営業部に出向き、とにかく営業部の方と沢山会話しました。

そうすることで、リリースしたシステムは、どこができていて、どこが問題があるのか、すぐに把握することができ、問題箇所については、どのようにすれば良いのか営業部にヒアリングしました。

そして、そこで得た情報をもとに、私はシステム改修の仕様書を作成し、すぐにシステム部に残った後輩に改修依頼をしました。

この後輩に頼むとシステム改修はあっという間に終わりました。

今までも、システム部に改修依頼することもあったが、こんなに早く改修してくれることはなかったです。

この後輩は、見事、システム部のパイプ役として有言実行しました。

これは、この人が言うのなら、この人のためなら、とこの後輩の人間力で、システム部のみんなを動かすことができた結果です。

この後輩のおかげで、システム運用が軌道に乗り、社員の残業時間を劇的に減らすことに成功しました。

冒頭でもいいましたが、早く結果を出すのに組むべき人は、主体性のある人だということです。

主体性のある人は、こちらが1を言えば、10を悟ってくれます。

その根拠は、主体性のある後輩と一緒に仕事をしたことで、会社の生産性向上に大きく貢献することができた私自身の経験です。

< 御  礼 >
最後まで読んで頂いた皆さんには、本当に感謝しかありません。

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私は無双仕事術で幸せを創造するプロです。
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