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スーパーの袋

日本に帰国して三日目。

改めて日本は資源を使いまくる国だなぁと感じている。

コンビニでお弁当を買ったら温かいものと冷たいもので袋を分けてくれるし、4個パックのヨーグルトを買ったらスプーンを4つつけてくれた。


以前もブログに書いたことがあるが、ヨーロッパは環境への意識が本当に高い。

それはもはや個人レベルではなく国レベルであると私は思っている。

どういうことかと言うと、

レジ袋は日本のような薄い袋ではなく何度も使うことを前提にしている作りだし、もちろん無料でもらえるスーパーはない。

コーヒーを買うときもマイタンブラーを持っていけば値引きしてくれるし、大学にはそこらじゅうにウォーターサーバーがあるからペットボトルの水を買う必要がない。

こんな状況なので、おそらくタンブラーやマイバッグを持ち歩く人の動機はもはや環境への配慮ではないと思っている。


これだけ環境問題が叫ばれてもなお地球温暖化が進んでいる現在、もう個人の気持ちだけに頼っていては問題は解決しないと私は思っている。

だからこそ、このようなヨーロッパの取り組みは見習うべきものだと感じている。


私もイギリスでは、スーパーの袋はいつも当たり前のように持ち歩いていた。

7か月の間、週に最低一回はTescoというスーパーに買い物に行っていたが、おそらく私が「買った」Tescoの袋は5枚ぐらい。

単純計算で30回は行っているのに5回しか袋は買っていない。

この5回ですら、「袋忘れた、、、!」という悔しい思いをして購入した。

これは毎回環境を意識していたというより、「袋をなるべく消費しない」ということがそこでは「普通」だったからである。

ペットボトルの水も遠出するときにしか買わなかったが、それも、授業中机の上にマイボトルを置いている人の方が圧倒的に多かったからである。


日本ではまだ、環境への取り組みが個人の意識に委ねられている部分が多いだろう。

だからこそ、日本の外で先進的な常識に触れた人は、それをここでも実行する義務があると感じる。

私が留学先で学んだことは、学問や英語だけではない。

日本に帰ってきたらまたそこでの習慣に戻るのではなく、良いと感じた習慣は日本でも続けていきたい。


今日でホテル生活3日目となり、毎日コンビニ食で過ごしているが、1日目にもらったビニール袋を毎回持ち歩いている。




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