10年つかえるSEOの基本の書評【014】
【著者】
土居健太郎 技術評論社
【要約】
SEOにおける全体像を把握するのにわかりやすい本です。
前半は、Google検索の仕組み、検索ユーザーの考え方について書かれています。
中盤〜後半にかけては、SEOに強いサイト制作やコンテンツ作成方法、被リンクを集める方法などについて書かれています。
【学び】
・検索エンジンは「誰にとっても、最高の回答者であろうとしている」
・集客はSEOだけではない。(SEOを目的にしない)
・検索にヒットさせる具体的な方法は4つ
1.検索キーワードを把握する
2.検索エンジンが正しく理解できるサイトを作る
3.検索者が知りたい情報をコンテンツ化する
4.継続的にサイトにリンクを集めていく
・人間関係を構築するように被リンクを集める
人が集まる → 被リンクが増える → 人が集まる のサイクル
【感想】
10年前に書かれた本だが、今でも通用することばかりです。SEOに対しての考え方は大きく変化していないことがわかると思います。
逆を言えば、抽象度が高い本にはなるので、具体的な方法を知りたい方にはおすすめできない本です。
ただし、まずはSEOについて知りたい、Googleの考え方を理解したいという人には文章も読みやすく、ページ数も少ないのでおすすめです。
現在はよりE-A-Tという概念がSEOの主流になっています。E-A-Tなどの概念は、書かれてないが、被リンクを集めるための活動を行うことの中に内包されているとも考えられます。
様々なSEOの最新情報が出ようともこの本の考え方は、根幹にあると思うので10年使えるという本のタイトルは正しいように思います。