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RF16mm F2.8 STM


普段は広角レンズを使用しないのだが、不動産撮影の仕事で広角レンズが必要になり今年の夏にRF 16mm F2.8 STMを購入した。

受託撮影で月に1-2回程度使用する程度のためRFレンズの中でも比較的リーズナブルな広角レンズをと考えこのレンズを選択したのだが良い意味で予想を裏切ってくれたレンズである。

Canon RF16mm f/2.8 STM

撮った写真はこんな感じ。

数ヶ月使った中でこのレンズに対して自分が良いなと思った点は大きく以下の4点有る。


1.軽量コンパクト

カバンやコートのポケットに忍ばせる事が出来るサイズと重量。
厚み40mmで重量約165gととてもコンパクト。

EOS R5 + RF16mm f/2.8 STM
EOS RP + RF16mm f/2.8 STM


広角レンズの使用頻度が低いが、少なからず使用タイミングが有り持ち運びが必要な人や、海外旅行等でメインは標準ズームレンズで撮影するが、教会や室内撮影の際にダイナミックな画を撮りたい人にはとてもオススメなレンズだと思う。この16mmと、24-70mmや24-105mmの2本だけ持っての海外旅行はとても身軽で良いのではないかと思った。
持ち運びが億劫になるほどのサイズ重量のレンズだと機会損失を招きかねないが、このレンズはお守りのように携帯する事が出来る。

2.コストパフォーマンスと描写力

新品でも3万円代後半、中古品であれば3万円前半程度で購入でき、非常に安価に導入出来る。

そのため標準ズームレンズしか持っておらず広角レンズにチャレンジしたい人や、上述したように広角レンズの使用頻度は高くないが使用するケースが有る人等におすすめだ。

また画質も申し分ない。四隅周辺までしっかりと解像しているし、描写という意味では個人的にはRF24-105 F4L等のLレンズと遜色無い。

絞り開放付近で撮影すると周辺減光が少し生じるがこれもRAW現像で補正出来るレベルだし特にコンパクトな単焦点レンズの開放描写はもれなく周辺減光するものだと思っているのでここはほぼ気にしていない。

3.逆光耐性の強さ

実は非Lレンズのため逆光耐性に関してはあまり期待してなかったのだが、晴天下の撮影でもほとんどフレアやゴーストは気にならなかった。厳密に言えば環境によってはフレアやゴーストが発生するシーンも存在はするが気にならないレベルであった。
過去に所有していたSIGMAやEFマウントの広角レンズの方が盛大にフレアやゴーストが出ていた感触だ。

4.最短撮影距離の短さ

最短撮影距離が13cmと非常に被写体に接近して撮影する事が出来る。
寄れる広角レンズはパース効果を利用して主題を強調出来たりと普段とは少し違う画が撮れるのが新鮮だ。


ここまで自分の感じた特長を述べてきたが、
欠点をしいて言えば、
フォーカスブリージングとオートフォーカスを合わせる際の動作音が目立つためムービーで使用する際は使用方法を気をつけなければならないというところだろうか。

とはいってもこの価格でこの性能で有れば大多数の人が満足出来るレンズだと思う。

とりあえずカバンに仕込んで常に持ち出せる、お守りレンズとして今後も活用していきたい。

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