妊娠記録〜安定期〜

自分自身でタイトルをつけておいて
こんなことを言うのもなんだけども
安定期って何だったんだろう。
というのは今もある。

世間一般の安定期のイメージって

ご飯食べられる！美味しい！
産まれる前にあれこれやろう！
おしゃれしてお出かけ！！
元気！！
世界が眩しいぜ！(笑)

的なイメージだと思う。
私もそうだった。
現実は見事に裏切られた。
(あくまで私の場合は、です

実際に安定期というのは
胎児の流産リスクが下がりましたよ。
っていう期間なだけであって
母親の体調が安定しましたよ。
ではなかった。

月一の検診でも

「赤ちゃんは元気ですよー」

と限定されたくらいで、側から見ても
恐らく私自身が安定してはいなかったと思う。

悪阻の代表として皆さんがイメージするのは
「吐き悪阻」「食べ悪阻」
だと思うけれどもそれ以外にも小ボス中ボス的な
存在の悪阻はたくさんいる。

足は攣るし、眠たいし、やる気は起きないし、
胸焼けも常にあるし、喉やけもある。
画面酔いもするし、大好きなおハムも近寄れず、
何故か眼鏡をしたら目眩が止まらずほぼ裸眼、
お腹出てないのに何故かゴムが辛くて
初期からマタニティパンツ、
とにかく締め付けが無理

幸い、食べ悪阻は経験しなかった。
しかし、吐き悪阻が少し収まりかけていた頃
ラスボスの成り損ないのような悪阻が現れた。

「よだれ悪阻」

汚っ。てイメージ持っていただいてOK
不快極まりないもので後期に入った今もある。

止めどなく溢れ出てきて
普段なら飲み込めるものの
こればっかりは限界があった。

あまりにも不快な内容なので
これ以上詳しくは書かない。

この悪阻のおかげで食生活が見事に変わった
と言っても過言ではないくらいに影響大。
塩気のものは食べられず
妊婦あるあるのジャンキーな食べ物欲は
強制終了。お菓子も論外。
結果おやつはミニトマト。ヘルシーーーー！！！

吐き気どめの漢方は存在するのに
これに効く漢方はこの世にないそうで
先生からも「耐えて」の一言。

ちなみに吐き気どめの漢方は
気休め程度で微塵も役に立たず
今も大量に残ってる。(笑)

話は戻りますが、世間一般で言う安定期
私はどんな風に過ごしていたかと言うと
夫とのLINEを見る限りでは
相変わらず吐いていた模様。
我ながら可哀想だなと思う。

どんなにスクロールをしても必ず吐いていて
実際安定してお出かけが出来る様になったのは
18週に入った3月頭だった。
遅いよ。と思いつつも実はこれでも平均だそう。
安定しない妊婦さんは産むまで安定しません。

体質の問題？生理が重い人がそうなる？
と考える方も多いだろうけど

悪阻の内容はガチャです。運です。
何が当たるか分からない。
当確が限りなく低いガチャ。
良くてレアキャラが出るポンコツガチャ。

私は気圧に弱い以外は特になく
生理痛もありはするけど、死ぬほどではなく
薬飲めばまぁ元気に仕事してる方だった。
血圧も高くないし、便秘知らず、
献血に行けば「いい血だね！」と言われるほど
健康優良児。

それが自殺願望が出る程の悪阻を味わったので
一概にどんな人が悪阻に苦しむのか分からない。
強いて言えば冷え症の人は重くなりやすいだそう。

3月頭からやってきたとりあえずの安定期では
安産祈願に行ったり、SNSで妊娠報告したり
お散歩に行ってみたり、少しだけ遠出してみたり
休止していた夫のお弁当を作ってみたり
なんとなく感じていた胎動を楽しんだり
少しずつ周りの色が明るくなって
夫婦共々よく頑張ったね。と言い合っていた。

が、今回一切触れていない大事件が
2月末にあった。

次回はそのお話。
「さらば、私の臓器」です。