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MBAの"終"活

MBAも3学期目が半分過ぎ、期末試験や卒業論文(台湾でMBA学位を取得する際は必須)など大きな関門は残るものの、大分終わりが見えてきた心境になってきました。

終わりが近づくにつれ、MBA卒業後の進路はもちろん、どのようにMBA学生生活を「やりきった!」という実感を持って終わらせられるかを考える様になりました。

最後のセメスターに何を考えているのか、突っ走っている最中ですが考えをまとめてみたいと思います。MBAを検討されている方が出口戦略やMBAをとるメリットについて考える際の参考にもなれば嬉しいです。

「確変」期間中にどれだけ仕掛けるか

MBAの約2年間は日本でフルタイムで仕事をしていた期間と比べると、新しい人・価値観・チャンスに出会える確率が格段に上がっています。生徒会やビジネスコンペ、授業外のアクティビティ等、学生である間でしかできない(もしくは集中して取り組めない)ことはたくさんあります。

出会いについても同じで、仕事だけしていると出会う人も同じ業種に限られます。海外ならではかもしれませんが、日本人同士でも違った年代・業界・出身の人と出会うチャンスがとても多いです。

ただ、これらのチャンスは必修科目ではなかなか得られないので、自分から勇気を出して周囲を巻き込んでいかないと巡ってこないチャンスだと感じます。後から後悔しないためにラストスパートで色んなものに挑戦する期間なのだと自分に言い聞かせている、最近はそんなイメージです。

投資回収を学生期間だけで終わらせないために

日本に帰国した日本人卒業生や、留学・仕事で来日した学生のネットワークの場を作る準備を進めています。

自分の経験上、海外留学した後日本に帰国すると、現地のコミュニティからかなり距離を感じて寂しく感じることがありました。仲の良い人としか連絡も取らないので、そこからのネットワークが広がることもなく、学校との連絡も途絶えてしまう。

台湾大学GMBA卒業生コミュニティも、組織としてあるのは台湾だけで、日本にいる卒業生・留学生もインフォーマルな形で友人同士がつながっている状態です。

全体がつながっているプラットフォームがあることで、情報共有や新しい出会いの場を日本でも作ることができるし、台湾のコミュニティやオフィスとも連絡をとりつつ一緒にイベントなどができるかもしれません。

卒業後にもMBAのネットワークを保ちながら、MBA留学でしか得られないメリットを最大かつ長期的に生み出せる様な仕組みを作りたいと思っています。

結論:必修+受動的な行動では投資に見合わない

(もちろんあくまで私個人の考えで、それだけでもかけがえの無い経験であることは否定するつもりはありません)

多国籍なクラスの中で緊張してなかなか手を挙げられない、自分から一歩踏み出せない、時間が無くて新しいことをやる余裕がない、一理あって理由の数もきりがありません。ですが卒業するとそもそも手を挙げる機会すら無くなります。

MBAという環境は、新しいチャンスに限りなく近いところまで自分を運んでくれるけど、スタート地点に立つための最後の一歩は自分から踏み出さないといけない場所だと思います。(卒業後チャンスから遠ざかってから後悔する人もいます)

「MBAは長期にわたって配当がもらえる投資である」(お世話になっている教授の一言)

MBAに対する期待値は人それぞれですので、プログラムから提供されるもので満足することもあるでしょうが、自分から周囲を巻き込んでいく気持ちがあればさらにリターンを何倍にもできると思います。また、卒業後もメリットを享受できるようにすることも行動次第ではできるかもしれません。

これからMBAを考えられている方であれば、「在学期間中のリターンを自分は最大限享受できそうか」、「中長期的にメリットを享受できそうか」、リターンの大きさと期間の2軸で自分がMBAに何を期待するのか考えるのも良いかもしれません。


台湾大学GMBAプログラム Admission

受験日程などの要項はこちらのリンクから確認できます。

↓↓日本人在校生が有志で日本語サイトを運営しています(非公式)。情報が公式ページと異なっていたり古い場合もありますので、必ず公式HPも確認するようにしてくだしあ。




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