見出し画像

希釈するそれ

ボロボロだった
まるで自分の身体じゃないような感覚
まるっきり映し出したような音でもあった
ボロボロ。だった

色濃くまとわりついたなにかを連れ立って
帰宅する気になれずお気に入りの古書店へ
なにかを希釈してくれるものに縋りたかったはずなのに
気づけば音が聴こえてきそうな本を手に取っていた

無意識、身体は正直だ

もう一軒書店へ寄り、エネルギーを使い果たし
眠りに落ちた

意識は修復できないなにかを伝えてくる

#日記  #エッセイ #本 #音 #色 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?