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マーケター一年目の僕に伝えたいマーケティングと恋愛の話

トップマーケター達が共通して出す例え

ありがたいことにトップマーケター達のお話を聞く機会が最近増えてきました。
彼らのキャリアはそれはもう豪華で誰もが知っているブランドの責任者や有名な広告会社で指揮を取るポジションにいたとかいう方たちばかりで自分なんかがお話をお聞きできるなんて贅沢な体験です。こんな機会はないと毎回録音した話を何度も聞き返してます。

お話を聞いているとある共通の話があってそれがマーケティングは恋愛と同じだという話です。
マーケティングに関わっている方なら一度は聞いたこともあると思います。
この一度は聞いたことがあるというのがポイントだとも思っていて、誰もが聞いたことがある話は「あーよく聞く話ね」とスルーしがちですが、よく聞く話ということは非常に重要な話なことが多いと気付かされました。

マーケティングは恋愛と同じとはどういうことかを考えてみたいと思います。(いろんな考え方がある話だと思うのであくまで僕の考えです)

その前に「マーケティング」ってなんなんでしょうか?
広告に関係する仕事をしている人もそうでない人もよく聞く単語だと思います。
マーケティングって聞くと「よくわからないけどなんか難しそう」とか、「かっけー」とか、「胡散臭い」とか、「そんなんマーケティングじゃねーよ」とか意見が分かれる言葉ですよね。

僕自身も全く違う業界の昔の知人や親になんの仕事をしているのか聞かれた時にマーケティングの仕事だよなんて説明したらポカンとされるので広告関連だよとぼかした伝え方をします。

いわゆる意識高い系の人がマーケティングって言葉をやたらめったら使いたがるから印象があるからマーケティングって言葉自体を使いたくないとすら思っている、、、

それもそうで最近は「マーケティング」という言葉がひとり歩きして誤解されがちなんじゃないかと思うんですよね。なんでも〇〇マーケティングって名付けるので、一つ学ぶとまた新たなマーケティング手法が出てきて新人の頃は右往左往してました。

またマーケティングにはいろんな意見があるのでこんな議論を呼ぶこともよくあります。

ただこれらってあくまでマーケティングの手法の話というだけでマーケティングの本当の目的はお客様を知ることです。

これはマーケティングの基本である自分たちの商品は何を、誰に、どこで、どうやって売るのかの「誰に」の部分ですね。
マーケティングの全てはここから始まると言っても過言ではないと思います。

お客様を知らないまま流行りのマーケティング手法ばかりを追いかけては一時的な効果は出てもお客様は常に変化しているのでブランドは先細りしていきます。

もちろん売る商品がお客様のニーズに答えているということは大前提です。
なので順番としては下記のとおりが理想です。
(現実はうまくいかない・・・)
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お客様のニーズを知る(マーケティング)

ニーズに答える商品を作る

お客様がいる場所に出向いていく(いわゆる〇〇マーケティング)

絶えずお客様のフィードバックに耳を傾ける

商品をブラッシュアップする
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まれに桃屋の食べるラー油みたいな作り手の情熱から生まれて大ヒットになる商品もあるのでそれはまたいつか別の記事で・・・

マーケティングという言葉に騙されてしまう前にマーケティングとはお客様を知ることだという考えを持つことで今何をするべきか、今の施策はどこをテコ入れしていくべきなのかが見えてくると考えています。

マーケティングは恋愛だ

前提で長くなってしまいましたが、、、本題のトップマーケターたちがなぜマーケティングを恋愛に例えるのかの話に入ります。

マーケティングはお客様を知ることだという考えのもと、それをどうやって実現していくのか、その過程を考えてみるとなるほどそれは恋愛と一緒だねと理解しました。

世の中ラブソングで溢れていますよね。僕はYouTube MUSICをこよなく愛しているので常に流しっぱなしにしているんですが最近のヒットチャートリストを聞いているとラブソングが本当に多いなーと感じます。

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それほど恋愛は身近な存在であり共感を生みやすいのだと思います。

誰かを好きになると趣味はなんだろう、何が好きなんだろう、好きな食べ物はなんだろう、今何しているんだろうと頭がいっぱいになりますよね。
相手の好みを知ってその話題を出してみる、好きな食べ物を聞いていいお店がないか調べる、なんの話をすれば会話が盛り上がるのか、いつどこでどう話しかけようか、どうしたら自分に振り向いてくれるのだろうか、、、考えているだけでドキドキしますよね。

これってまんまマーケティングの定義であるお客様を知ることと同じです。
恋愛をするようにお客様のことを考え、知る、それがマーケティングだよねとトップマーケターたちは口を揃えて教えてくれました。

ある人は実際にターゲットに近しい身の回りの人を見つけてその人のことを四六時中考えてマーケティングに活かしていくと言ってました。

意中の相手を口説くように相手のことを知ることから始める、知ることができたら相手の興味を引く自分の強みは何かを考える、どこで何を言えば効果的なのかを考える。

そんな恋愛ではできることがマーケティングになるとマーケティングという言葉に振り回されてできなくなることが多いんじゃないでしょうか?

よく考えれば大切なのはお客様を知った上でお客様にブランドを好きになってもらうことなのに見栄えがいい”手法”ばかりに気を取られていたなと反省しました。

自分の話しかしない人にガンガン話しかけられてもうざいだけなのにマーケティングになるとインプレッション高くアプローチしがちですよね。だから間違ってクリックしただけなのにリタゲで追いかけ回され続けるWEB広告は嫌われる・・・

逆にこっちのツボをわかった上で気持ちよく気持ち良いところを押されたらこの人いいかも・・・って思いますよね。

まとめ:いつの時代も自己中は嫌われる

恋愛で相手にしないことはマーケティングでもしない。
これに尽きるかなと。
思うような成果が出てないマーケターはその施策って相手のこと考えてるかな、お客様の気持ちは前と変わっていないかなと振り返ることをおすすめします。

自分本意なクリエイティブになってないか、お客様のニーズに答えられているか、答えられていないならどう改善するか、全てはお客様を知ることから始まるとこれからも忘れずにいたいと思います。

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