【検証】ソーラン節は在宅ワークの運動不足を解消するか?
いきなり出オチ感が半端ないが、表題の通りで、
ソーラン節はいいぞ
という話だ。
このご時世、在宅ワークが始まったりすると絶対に陥るのが圧倒的運動不足。向き合うのが辛いかもしれないが、とりあえず一旦自分の顎下と腹回りを見てほしい。通勤時間と引き換えに手に入れたミートテックが見えてしまっただろうか…。
もし痩せたかな?と思った人、多分それスポーツ選手が震え上がる「筋肉痩せ」だから。その次にまた脂肪が増えていくと恐ろしいことが起こります。現役引退して1年目の私の個人的経験です。筋肉呼び戻してください。
<現状把握>
怖すぎてこの1ヶ月見ていなかった自分のヘルスケアアプリを開いてみた。
4月からの運動履歴が恐怖すぎる。
だいたい3月後半からテレワーク導入が多くなり、3月末から家に引きこもる状態になった。差がありすぎて震える。今週なんて1日50mくらいしか歩いてない日が3日もあった。学生の時から毎日4-5kmは歩いてたのに……
しかもスケートリンクも閉まってて、唯一の積極的な運動までできなくなってしまった。ブレードが錆びて泣いているよ……
仕事に集中していたら、とにかく9時から18時までは最低机に張り付くことになる。その前後に運動している聖人君子はいっぱいいると思うが、私はランニングが死ぬほど嫌いで1度も自主的にやろうと思ったことがない。どんなに現役時代にスケート頑張ろうと思ってても、自分で走ろうと思えない惰弱な精神を持つプロの在宅ワーカーなのだ。
<打開策を考える>
しかしながら、この運動不足を放置したら、健康状態も悪くなり、筋肉が落ちてスケート復帰しても折角血と涙の果てに手に入れたジャンプが跳べなくなる。何より自分がご機嫌になれない。
そこで色々試してみた。
⑴アニメを使って筋トレする
『ダンベル何キロ持てる?』という、神アニメがある。何も言わずに観てほしいのだが、とにかく、神がかって面白い筋トレ萌えアニメだ。原作もリアタイ通読、アニメも放映中は当然録画&できる限りリアタイしていたが、改めて一緒に筋トレしようという気になった。
結論:鬼のようにやる気が出るが、メニューを考えるのが面倒&無限に『OP曲:お願いマッスル!』をリピートしていると頭の中が筋肉に汚染されていくことに恐怖を感じ、「この一線を超えていいのだろうか・・・」と不安に苛まれてしまう
⑵好きなアイドルのダンスを踊ってみる
MMD(初音ミクとかがダンスしたりするやつ)なんかを観ていると自分も踊りたい!かっこいい!というダンスに出会える。それで踊りたい曲ストックが溜まっているので、一緒に踊ってみた。
結論:まず、現実とは非情であるから、振り付けが覚えられなくて効果半減。加えてそんなに激しい運動にはならない。しかもダンス経験ほぼない自分はうまく踊れないので自己嫌悪。あと同居人の目が痛い。
⑶ソーラン節という神の啓示
筋トレも辛い、でもダンスもうまく踊れない、一体どうしたら!と絶望する私の頭に、神というものがあるのなら、そいつが太古の記憶を呼び覚ましてくれた。
『ソーラン節や・・・ソーラン節を踊るんや・・・』
神が言うなら間違いない。ソーラン節を踊ってみよう。最後に中学校でやらされて以来丸10年は踊っていないが…神がやれと言うなら踊ってみせようじゃないか。
Q.ソーラン節とは
「ソーラン節」(ソーランぶし)は、北海道の日本海沿岸の民謡。発祥地は後志の積丹半島から余市郡にかけての地域[注釈 1]。ニシン漁の歌として有名である。(Wikipediaより)
以下、ソーラン節の神聖なる歌詞。スペースの都合上、1番だけを抜粋する。(ハイハイ・チョイは手拍子)
ヤーレンソーランソーラン ヤレン ソーランソーラン ハイハイ
男度胸は五尺のからだぁドンと乗り出せぇ波の上チョイ
ヤサエンエンヤーーーァサーァのドッコイショ ハードッコイショドッコイショ
参考動画
なんとこの動画、2014年に投稿されて再生回数6,968,242 回を誇るミリオンぶっちぎり動画なので、トップオブソーラン節と言っても過言ではない。
<やってみた結果>
ソーラン節を決行したその日、数々の仮説が同時に検証された。以下にその結果を示そう。
仮説1:ソーラン節は漁師の踊りなので、足腰がきたわる。
結果:きたわるとかいうもんじゃない。「ハアどっこいしょ〜どっこいしょ」で立ち上がれないほどの負荷がかかる。その後も怒涛のサビリピートにより、太ももの前後が即日筋肉痛に見舞われた。
仮説2:移動が少ないので狭い部屋でもできる。
結果:確かに、両足で踏ん張ることが多いので控えめな移動で実施することは可能。ただし深くしゃがみこむ際に横幅がないと、尻をベッドにぶつけたりする。縦1m、横約1.5mは確保すべし。
仮説3:小学校の時に覚えているのですぐ踊れる。
結果:意外と複雑なギミックがあるので、動揺するが、結論これは足腰を強化するための舞踊なのでできなくても問題ない。ダンスが不得意でも、とりあえず動けば正解なので、思い切って暴れられる。
その他:想定していなかった利点
⑴音源FREEのため、すぐにできる
⑵テレワークで生身の人間との会話が減っていたが、曲中で幾度もコール&レスポンスを行うことで気分が高揚する
⑶運動会の思い出が蘇り、初心に還った結果、晴れやかな、センチメンタルな気持ちに浄化される
<周りの評価>
気になるのが周りの評価。このソーラン節を踊ると言う所業がどう思われているのか……反応を紹介していく。
同居人:一緒にガチで踊ってくれた(ソーラン節未履修)
家族:「お父さんにはソーラン節はきついかな?」と煽ったところ、「なめんなよ」との即応酬。父の腰の危険を察知した母が「マジきついで」と助言。
会社の同期:「ソーラン節って、いにしえのb-monsterだよね」「キレがない。やり直し」
会社の同僚:「足腰のためなら他にも選択肢があった中で、ソーラン節という選択。ソリッドですね。」
チームの後輩:「ナイスアイディアです!やってみます!!」
以上、皆さま反応ありがとうございました。
<まとめ>
・ソーラン節は足腰を超手軽に鍛えられる国民的ダンス
・在宅ワーク中、1日1回は絶対にやるべき
皆んなで運動不足解消していきましょう。
下の階の人の迷惑にだけはならないように、足音は注意しようね。
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