「私、、、海外からオファーきました、、、!!」【やりたい事は二度見つかる】
こんにちは。
ライフコーチです。
スタバに引きこもって6時間。時刻は夜9時になりました。
相も変わらず家では集中できないひつじ。
大体集中が持続できない日はこの店舗にきて
閉店時間まで居座るので、顔を覚えられてしまいました。
レジで挨拶をしてもらえるのがちょっと嬉しい今日この頃です。
スタバに来ると、この前のコーチングセッションを思い出します。
日比谷でクライアントさんとお話ししたのも、駅地下のスタバでした。
17:00に集まって結局解散したのは23:00ごろ。
恐ろしいくらい話が弾んでしまったのだけど、そんな時間まで何を話したかというと
「やりたい事を仕事化するのって、、、、なんか違う気がする」なんて話。
自分のやりたい事を見つけたらどんな関わり方をしていけばいいのでしょうか。
クライアントさんとたっぷり語ってきたあの時間があまりに楽しかったので、残して参ります。
「やりたい事をみつけたい。」
「何者かになりたい。」
「今後のキャリアに迷っている。」
なんて方は参考になるはず。
最後まで読んでいってね。
仕事にしてみたけど違った。
この方が私のもとを訪れたのは半年ほど前。
かつての依頼は
なんてもの。
なるほどね。
任せてくださいよ。
私の得意な類のご依頼です。
一緒にやりましょう。
そんな具合で一緒に心を掘り下げるコーチングライフがスタートしました。
その後クライアントさんは順調にやりたいことを見つけ、、、、とあるコンテストでのグランプリ受賞などという社会的に評価される機会を獲得し、そして実際に個人で依頼を受注して、、、いわゆる「好きな事の仕事化」をほぼほぼ達成したのでした。ここまでが半年間の話。驚異的な展開の速さ。
この方です↑
「優勝したの、、、?!」
「おーー!!!すごい!!」
報告を聞いて心底嬉しかったです。
ただ一方で多少の違和感もあります。
あまりに展開が早すぎるのです。
多くの人は「やりたい事」が見つかるまでにもう一悶着くらいあるのになあ、、、、。
大体は
「Aをやってみたい!」
「やっぱり違った、、、、興味が向いてるのはBだった!」
「あれえ、、、自分に合うのはCかも、、、、?」
「Cも違った、、、、あらら、、、?」
なんて”やりたい事”が見つかるまでに右往左往するのだけど、この人はやりたい事の発見までは真っ直ぐ道を歩んできたぞ?何とも珍しい。人によって進捗スピードは違うからなんともいえないけども、なーんか違和感があるなあ、、、、うーん。
なんて思ってたのですけども、思わぬ形でこの違和感の正体が判明する事になりました。
なるほど、やりたい事は見つかったけどもそれをどうやって形にするかでもその方法を模索するもんな。この方は「やりたい事」を見つけるまでのステージではなくて、「見つけた後のステージ」で葛藤するタイプの人の様です。
なぜ仕事化を勧めるのか
仕事化しようと思ったけども、なんか違う。
なぜなんでしょうか?
正直、今回のクライアントさんの率直な意見は「ひつじさんに勧められたから、好きなことの仕事化に挑戦してみたのだけど、、、、」なんてものじゃないかと思う。
ではなぜひつじは、「好きな事を仕事にする」を次のステップとして勧めたのか。
理由は2つあります。
理由1、時間効率
1つは単純に時間効率の話。
せっかく好きなことを見つけたんだったら、仕事にしてしまった方がより多くの時間を”好きな事”に投じることができる。仕事の時間と好きなことをする時間を分けるのでは「せっかく好きな事を見つけたのに仕事が忙しくて全然できていない、、、、」なんて事になりかねません。
だから、どうせ好きなことを見つけたのだったら、いつかは仕事にして仕舞えばいいと思っている。
そうやって好きな事で小さく起業した人たちと一緒に、心をすり減らさずに自分らしく活躍する文化を当たり前のものにしていきたい。ひつじにはそんな野望があります。
公務員時代とか苦しそうに働いている人が多すぎたんですよね。みんなじゃないけど。今の会社でもそう。
お金を得るための活動や労働って、全部が全部苦しいわけじゃないよ。
楽しい生活の上にお金も稼げる世界はただの理想論じゃなくて、実在するんだよ。
これを伝えたい。
理由2、より自分に合った”やりたい事”を見つけるのに有効だから
そして2つ目。
好きな事を仕事化するプロセスにこそ「やりたい事」を見つけるエッセンスが詰まっているから。
今回はこの観点について掘り下げていきます。
自分と相手、両方納得してないと仕事にならない。
この方に対してだけじゃないんですけど、クライアントさんがなんとなく「やりたい事」っぽいものを見つけたら「それを仕事にするにはどうしたらいいだろうね?」なんて問いを投げることがあります。
ここで期待してるのは、何も具体的にやりたい事を実際に仕事にする事じゃなくて、仕事化するプロセスの中で「本当に私”これ”の事好きなんだろうか?」なんて問いを立てれる様になってほしいのですよ。
何か自分で仕事を起こそうと思うと、どうしてもお金がつきまといます。
だから「やりたい事」だと思っていたことも、仕事にしてみると「責任が重くて、、、、」とか「実はそこまで好きじゃなかったかも、、、」とかいろんな理由で“好き”以外の感情を抱いたりします。生半可な好きなことは淘汰されていくのです。
また、自分の内側の要因だけじゃなくて、単純に自分の中での掘り下げが甘くて営業が刺さらないなんてこともありますね。かつてのひつじはここで躓きました。
「好きな事を嫌いになる」
のは、マストで通る道
この段階で「趣味を仕事にしてみたけども、嫌いになっちゃった。やらなければよかった。」なんていう人がいるけども、この意見に私は異を唱えたい。
いいんだよ。仕事にしてみて嫌いになるならば、その程度なのさ。
後に詳しく書くけども、ちゃんと嫌いになる経験ができならば、その経験は自分らしく生きていくための尊い財産なんですよ。
好きなことに挑戦してみて、挫折してみたりしながら自分の頭の中にある「仕事にしてみたいことリスト」を一個ずつ試して消していくんてんす。
その工程を繰り返していくと、だんだんと自分は何をしている瞬間に「好き」という気持ちを抱きやすいのだろう?なんていう分析と予想が立つようになります。
好きである見込みがあったにも関わらずうまくいかなかったのならば、その経験は分析材料としては完璧です。その経験を掘り下げていれば、絶対に自分の予想と現実に明らかなギャップがみつかりますから。
分析と実験を何度か、、、、大体の方は5回くらいかな、、、、繰り返していくうちに見つかるんですよ。仕事にしても苦しくない本当にやりたい事が。
どれだけ時間を投じても全然苦しくなくて、周囲からすれば「なんでそんなに頑張れるの?」なんて異常な働き方をしている人がいますが、あれは自分の好きな事(というかもはや無意識の習慣)に合った働き方を見つけたからなせる技なんです。
長くなりましたがなんとなくことの概要は伝わりましたでしょうか?
私は仕事化するプロセスを通じて、自分が見つけた「好きな事、やりたい事」に「本当に自分はなんで”これ”が好きだと思ったのだろうか?」なんて再度疑いの目を向ける時間を持ってほしいのです。
挫折の山の上に「本当に好きなこと」は見つかる。
なんか書いていて思ったのだけども、今の話って日本刀を作るプロセスに似ている気がします。
日本刀って、世界の刀剣の中でもトップクラスに優秀な製鉄技術が盛り込まれていると言われています。
海外の刀剣類に比べて圧倒的にしなやかで折れずらかったり、”刃こぼれ”が起きづらいのだとか。
なんでかっていうと、理由は単純です。
「熱して、折り重ねて、叩く」この工程の数が段違いだから。
鉄を溶かして刀の形に整えていく過程の中で、日本刀の職人は鉄の中に含まれる不純物を徹底的に均一に慣らします。
不純物が集中している箇所があると、そこに負荷がかかった時に折れやすくなり、刀としては致命的な欠点を持つことになるのです。負荷がかかった時に折れてしまうのです。
不純物をならすために何をするかというと、徹底的に何度も叩くこと。
世界最高峰と言われる日本刀製造技術は刀に対してあらかじめたくさん負荷をかけることで、成り立っているものでした。量の努力の賜物なんです。
やりたい事探しも似ている。
やりたい事を見つけて仕事にしたいならば、何度も何度も打たれることが必要です。
もし好きなことで食って行きたいと思うならば、最後に待ち受けているのは起業だし。起業を成すにはどうしても最初の「うまくいかない時期」を乗り越える必要があります。この時期を乗り越える秘訣は小手技とかでは全然なくて「とにかく継続すること」と「活動にかける思い」だったりします。これがなければ、売れない現実に晒されて多少心に負荷がかかっただけで簡単に折れてしまいます。
難しいことをする必要は全然なくて、量の努力、、、、継続ができれば個人起業のゲームは勝ちなんです。
だから、、、そのゲームに勝つ秘訣である「活動にかける思い」が本当に見つかっているのか?を何度も自分に問いを立てていただく機会を作りたい。
その手段が「一旦仕事にしてみる」だったりするのです。
「好きな趣味を仕事にしたけど、仕事になった途端好きじゃなくなった」だなんていうけど、そんな事を悲しそうにこぼす方に言いたい。
気持ちはわかるが、、、、大変わかるが、、、、いったん落ち込みきったら考えてみてくれ。ちゃんと挫けきった経験は、本当にやりたい事を見つけて仕事にする道のりを確実に一歩進んだ経験に他ならないんだ。
あなたは得難いものを得てるんだよ、、、、。と。
結局仕事化を諦めたのに、、、、笑
話を戻しましょう。
そんな理由から、今回のクライアントさんにも一旦インテリアの「仕事化」を勧めましたが「なんか違った」との結果。大いに良きでしょう。
失敗してみて挫けてみて、そこからの分析が大事であり、ライフコーチの腕の見せ所です。
「なんで、インテリアが好きなはずなのに、仕事にすると違和感があるのだろう?」なんていう観点でさらに価値観を一緒に掘り下げていきます
すると出る出る、、、!
とかとか。
なるほど。
ただインテリアに触れていたいだけじゃなくて、ちゃんとその業界の中でもこだわりたいポイントがあったわけですね。
、、、、あと今回お話を聞いていて本当に感動したのがね、、、「小さい世界平和の話」なんですよ。
やりたい事:小さい世界平和づくり
日比谷の、、、、なんだっけなんかおしゃれな名前の施設の屋上。
クライアントさんが1人でもの思いに耽る時に人を避けるように、この場所に来るのだそうです。
なんていいつつ興奮気味に連れてきてくれたのだけど、本当にいい。都会特有の高層ビルがたくさん生えている中で、皇居周りの大きい自然も混じった景色がなんともエモい。
話すのにはいい環境かもね。
少し腰を下して行くことにしました。
多少強めのビル風に吹かれながらクライアントさんは言います。
おやあ、、、、?
どうやらクライアントは好きな景色を眼前にして、頭の中で何か着想が湧いてそうでした。
一旦頷くだけ頷いて“聴き手”モードに入ります。なんか出てきそうなので、、、、。
おお、、というと?
おお、、、、っ、、、なんかいい感じ、、、、。
きた、、、、、きたっぽいぞ、、、、!!
キターーーっっっ!!
もう、、、、、ありがとうございます!!!
ご馳走様です、、、、っっ!!
これこれ、、、、これなんですよ。
ちゃんと挫折した人にしか出せない自分オリジナルの”好きなこと”。
コーチングが好き。とか。
インテリアが好き。なんていうさ
業界単位の”好き”は、正直、弱い。
なんでかって売れないからだ。
もしくは予想していたほど楽しくないから。
なんで売れないかって、インテリアが好きな人も、コーチングが好きな人もたくさんいるから。営業がうまくいかないと思う。
自分のコーチングでは何を大事にしていて、どんな体験や価値を持って帰ってもらえるのかを誰よりも鮮明に語れないと買ってもらうことはできない。
だからコーチングが好き。インテリアが好き。のレベルだと掘り下げが、、、、足りなかった。ひつじはね(それでも買ってくれる人がいないわけじゃないから、挑戦してみる価値は大いにあるのだけどね。弱くても何もしないよか100万倍いい)。
こんな壁に実際にぶつかってみるから、初めて人は自分の価値観に疑いの目を向ける。問いを立てる。「なんで”好き”だと思ったものが続かないんだ?売れないんだ?」なんて。
この方も自分の価値観を疑ってみた。そしたらできてた。業界単位じゃなくて、じゃあ具体的に「コーチング、インテリアの何が好きなんだ?」なんていう答えが。
風に髪を靡かせながらクライアントさんが言ったセリフ、その様を見ていた景色、、、、きっと忘れないだろうな、、、。あまりに感動してしまった。
(風に髪を靡かせ、、、、なんていう上品な表現をするには多少風が強すぎたけど。豪風でしたよねあの日。ちょっと視野に感動フィルターがかかっていたかもしれません。反省。)
大物からのインタビューオファー
公式アンバサダー就任
一旦、仕事かの手を休めて今一度自分の価値観を問うてみました。
そしたら、具体的な価値観が見つかりました。
で、このクライアントさんがどうなったか。
セッションでお話ししたのは「では、具体的にどんな部屋をどこに作っていくのか決めていきましょう」なんてお話し。
だったんだけども、、、、
このかたが使っているSNSがきっかけで、思わぬ展開が待っていました。
1、インタビューのオファー。
2、海外サイトの公式アンバサダー就任
彼女のポリシーに触れて、人1人が感動してるんだから(ひつじのこと)結果が出るのは間違いないな、、、なんて思っていましたが、、、さすがです。
今後この方はどうなってしまうのだろうか。
羽ばたけクライアントさん。
おしまい!
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