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ミスの責任は誰にある?

こんにちは。

以下のニュースが気になったので記事にします。


教師のミスでプールの水をとめるのを忘れてしまい各学校の校長が自主的に損失を負担するという話です。

人間なので誰でもミスはします。

私もミスをしますし、総理大臣もイーロン・マスクもミスをします。

私が問題だと思うのは校長が損失を負担するという点です。

仕事をしていてミスをしたらその損害を負担させられる。

そんなところで働きたいと思うでしょうか。

もちろん意図的だったり、重大な過失があった場合は賠償させられるでしょう。


しかし、今回の件で重大な過失があったとは思えません。



私も20代の頃にミスで200万もする機器を壊したことがあります。

しかも2回。
修理費用は1回50万なので
100万の損失です。

2回目はさすがに、弁償することも考えましたがしょうがないで済ませて貰えました。

さすがに自分の中でしょうがないで済ますわけにはいかないので、2度とミスが起こらないように物理的に対策し、指差し確認をするように対策しました。

それからは、そこまで大きなミスはしなくなりました。


大企業の中で働くと人はミスをするということが前提に様々なことが設計されていることがわかります。

ミスをした場合、始末書や対策の立案は求められますが弁償や過度の叱責はありません。


そんなことをすればミスの隠蔽などに繋がり、もっと大きな問題に繋がりかねないからです。


今回のプールの水のミスですが、本来は校長が賠償すべきではありません。

個人の責任に帰結してしまえば、組織としてミスを防止するインセンティブが働きません。


組織として損害を被るからこそ、組織としてコストをかけてでも対策をとろうとします。


校長が本当に自主的に損害の補填を申し出たとしても、それを断わりきっちり組織として税金で補填すべきでした。

ミスの責任は個人ではなく、ミスが起き得る環境を放置した組織の責任です。



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