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第二回:マックのチーズバーガー

好きなものについて書き溜めていくはずが、全くお留守になっていた。
失敬失敬。

マクドナルドのチーズバーガーが大好きだ。
しかしながら、気づいたらまた値上げされていた。
10年ほど前は100円だったのに、昨日食べたら160円になっていた。
けれども、1個350円になるくらいまでは、気軽に食べ続けると思う。
その証拠に、昨日は2個食べたし、今日は3個食べた。
念の為言っておくが、筆者は食べ盛りの男子でも、フードファイターでも、ない。チーズバーガーが大好きな一般女性である。

チーズバーガーと我が人生

小学生の時、マクドナルドはたまに行く、特別な場所だった。
気づいたら、いつもチーズバーガーを2個食べていたような気がする。

中学生になっても、マックはちょっとしたご馳走だった。友達とだべったりするときに使っていたが、人目を気にする年頃でもあるから、今ほど沢山のチーズバーガーを食べることはしていなかった。

高校生。値上がり前にチーズバーガーを5個食べた。気持ち悪くなった。
好きだからとたくさん食べすぎると、さすがに気持ち悪くなる、ということを知った。

大学生。最高でも4個食べる、に減らした。3個がデフォルト。

社会人。自分のお金で好きなタイミングで好きなだけ食べられるようになった。大人サイッッッッコウ!!!!!!!!
しかしながら、20代の頃は気にならなかった「塩分によるむくみ」が、加齢とともに気になってきた。複数個食べるとむくんで、調子が悪くなる。

この課題に対する最適解は程なくして見つかった。調味料を抜けばいいのである。

「チーズバーガー、ケチャップとマスタード抜きで」というカスタムができると知ったのは2年ほど前であった。最初は「スタバじゃないんだから」と冷笑していた筆者も、”塩バーガーが美味しいらしい”というネットの記事を見て興味をそそられた。
チーズバーガーフリークとして、塩チーズバーガーを試してみないわけにはいかない。
食べてみると、もともと濃いめの味付けのパティが他の素材とマッチし、「こっちのほうがしょっぱくなく食べられるのでは・・・!?」という感想を持った。若干であるが、食後もむくみにくい。

かくして、今はほぼ9割の確率で、ケチャップとマスタード抜きの「塩チーズバーガー」を食べることにしている。残り1割は、普通に食べる。マックデリバリーやUber eatsでカスタムができなかった場合が、これに該当する。

チーズバーガー好き、チーズバーガーを嫌いになろうとする

なぜチーズバーガーがこんなにも好きなのか、改めて考えてみても、よくわからない。ハンバーガーでは味気ない気がしているし、ダブルチーズバーガーだと構成要素が多い気がする。結局いつもチーズバーガーを2〜3個食べるので、実質ダブルチーズバーガー、あるいはトリチ。すなわち構成要素も何もないのだが。

なぜこんなにもチーズバーガーを溺愛しているのか、
強いて言えば、幼少期は食べる個数、食べるシーンを制限されていた。それが大人になって自由闊達、抑圧が解放された、のかもしれない。(このことから、「ゲームでもお菓子でもなんでも、制限するのはよくない」ということが言える。なぜなら大人になって欲望が爆発するからです。)
あまりに好きすぎるので、「マクドナルドは人々の舌を洗脳しているのだ」的書籍を読んで資本主義ファストフード業界の闇を知って嫌いになってみようとしたり、
映画「スーパーサイズミー」を観て、マックを食べ続けた男の末路(毎日マックを食べ続け20日後くらいに体に異変が起こり、とつぜん吐く、というショッキングなシーンがある)に自分を重ねてみようとしたりもした。
しかし、止めることはできず、今日もまたチーズバーガーを食べてしまうのであった。

余談

ちなみに月見バーガーを溺愛する方のブログを愛読しているが、わたしも似たようなものかもしれないと共感を覚える。月見バーガー女史のブログが動き始めると、秋の訪れを知らせる一陣の風といった趣で、「今年もこの季節がきたなあ」と思える。知らない方は調べてみてね。おすすめブログです。





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