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約束の場所で

本が好きで出会った人たちと、こんなに濃厚な時間を過ごすと数年前のわたしは思っていただろうか?
答えはノーだ。

彼が言う
「一箱の人たちは寂しがり屋さんの集まり」
そんなことないよ、とわたしは思う。でも、もしかしたら、そうなのかもしれない。
自分の好きな本を大きな顔では語れないから、ちょっと恥ずかしいから、そっと一箱に納めて置いてみる。箱の前ですんとした顔でいる。
そして、お客さんが興味を示したら(しめた!)とばかりに語り出す。

自分の好きなものを好きって言ってもらいたい

ただそれだけなんです。
でもそれってなかなか言ってもらえないんですよね、普段。
好きなもののことを、好きな人たちと、笑って語って過ごしたい、そう思うちょっとだけ繊細な寂しがりやさんの集まりです。

昨日は鎌倉の「かまくら駅前蔵書室」という場所で、そんな一箱古本市がありました。
雨の実ファミリープレゼンツ『KAMAZOUで一箱古本市だゾウ
今回で3回目、そしてファイナルでした。

向日葵のような笑顔でみんなを引きつけてやまない主催の雨の実さん。
そして、自由な母上をサポートする、これまた自由な娘二人。
この人たちに出会えたから、わたしは一箱古本市が好きになったんだと昨日確信しました。カマフル最後だよ、最後に確信だよ!

この日、3月2日はわたしの誕生日だったんですが、打ち上げでは、やれケーキだ、色紙だ(いつ回してたんですか?ぜんぜん気づかなかった!酔ってたから?)、やれケーキカットだ(相手が違う)、やれファーストバイトだ(これも相手が違う)とやんややんやと担ぎ上げられ、上手に神輿に乗せられておりました。
みなさま本当にありがとう。みなさまのカメラロールにえぐい写真が残っているかと思いますので、早めの削除をお勧めします。スマホが腐ります。

さて、そんな『KAMAZOUで一箱古本市だゾウ』の開催場所である「かまくら駅前蔵書室さん(3階)」「立ち呑みビストロ ランデブーデザミ(Rendez-Vous DES Amis)さん(2階)」は本当に気持ちの良い場所で、わたしは2階のランデブーデザミさんのところに出店していたんですが、デザミさんの昼の顔である「咖哩檸檬」で激旨カレーを堪能からの、お祝いだと言って出店仲間のゆかぽんがスパークリングワインをボトルで買ってくれて謎の振る舞い酒から始まったワイン祭りをしていたせいで、どっかり2階に腰を据えてしまい、3階のカマゾウにちらっとしか遊びに行けませんでした……。

そう、全部の箱を見ていないという失態!やっちまいました!
初めましての方の箱を見ていないという大失態!やっちまいました!
でも、3階大盛況だったようで、酔ったわたしがウロウロしなくて他のお客様がたくさん入れたから良かったかな?ってことにしておこうかな。

楽しさに比例してブログもどんどん長くなりますね。
もう少しお付き合いください。

タイトルにした「約束の場所で」ですがRendez-Vous des Amisというのは友人との約束とか仲間と集うというだけじゃないようなんです。
「約束の場所で」という意味がある。

それを知って、この場所でまたパワーアップした雨の実さんが一箱古本市をやってくれたら良いのになーなんてファイナル終わったばかりなのに思ってしまった。
でも、分かっているのです、次に進むために、一番盛り上がっている時に、スパッと辞めることができる人たちだって。
だからわたしは雨の実ファミリーが好きなの。
後ろは振り返らない、爆笑させて笑い死にした死屍累々の上に立って、旗をふる女神なの。

そう、今回の古本市のテーマは「好きになった人」でした。
わたしは好きな人がいっぱいいるなぁ、なんて幸せなんだろうとデザミさんでワインをスイスイと呑みながら思っていました。
(あ・・・わたしとミズバランタインことゆかぽん、デザミ出禁になってないよね?確認してないわ)

最後に、皆さんの好きになった人はどんな人ですか?
その人のことを思い浮かべるとき、どんな顔になりますか?

ちなみに、わたしは好きになった人の本のコーナーに『おっさんずラブ公式本』を出したんですけど、遠慮してなの?誰も買ってくれなかった!
ちなみに、田中圭くんのことを思い浮かべると、ニヤニヤします。

さてさて、長くなりましたね。
終わりますよ。

次の出店はこちらです。

3/30(土)
春の一箱古本市!
場所:植物の本屋草舟あんとす号さん前のお庭(小平市小川町2-2051)
時間:11:30〜16:30
雨天中止

最後まで読んでくれて、ありがとう!
では、また!


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