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僕らの光が戻ってきたよ in seoul(その4)


6/16(日)

いよいよ最終日、友だちとは飛行機が別なので、仁川空港に先に向かう彼女と一緒にソウル駅に事前チェックインをしに行く。
空港鉄道駅での事前チェックインと手荷物預けが本当に楽で最高。

いつも楽しくお酒を飲んで、適度に休みながら遊べて感謝!ありがとう!
なんか、前に誰かが「一緒にいて楽な人じゃなくて、同じくらいの気の使い方が出来る人と一緒にいるのが良い」みたいなことを言っているのを聞いたことがある。多分、後者だからこそ一緒にいて楽、に繋がるのかもしれないなと、彼女と旅行するたびに思う。

ソウル駅でバイバイした後は、午後4時くらいまで一人旅。

尹東柱文学館(ユンドンジュ文学館)

[NAVERマップ]
서울 종로구 창의문로 119

まずは、ずっと行きたかった、尹東柱詩人の文学館へ向かうことにした。ソウル駅からはバスで一本。30分くらい揺られていく。
このバスが通る場所が光化門広場や景福宮の前だったりして観光バスみたいでちょっと楽しい。

バスから絶景

途中から乗ってきた地方からのご家族(お爺さんお婆さんとその娘夫婦と孫2人)が運転手さんに「どこどこへは行きますか?」と聞いてから乗って来たんだけど、降りる駅になったら運転手さんが大声で
「降りる駅ですよーーー」
って教えてくれていて、それがなんか新鮮で良かった。東京ではあまりこういうのは見かけなくなった。

少し走ると山道のようになるので、ソウルは山に囲まれた街なんだというのを実感する。

すっかり山道

緑が濃い。

目的の停留所で降りると、もう道路の反対側に尹東柱文学館が見える。
まだ開館前だったので、詩人の丘に登ってみようと道を探すが、よくわからない。危うく山登りの人たちについていきそうになった。
こういう時、方向音痴は本当に困る。

危うくついていきそうになつた
地図を見たけど、この地図じゃない感
Poet's hillこれだ!

多分すごく遠回りしてたどり着いた詩人の丘。
正面はソウルタワー、そしてソウルの街が見下ろせるとても気持ちの良い場所にある。

”序詩”の石碑
詩人尹東柱魂の址

異国の冷たい福岡刑務所で亡くなった尹東柱詩人の魂が、気持ちのよい緑に溢れ涼やかな風が吹き抜けるこの丘に戻って来ているのなら、ほんの少しの慰めだ。

ちなみに、防弾少年団のRMさんも行っていたので、一応似たような場所を探してみた。
急な推し活、シージャッ!

とりあえずスタイル抜群のナム
近いかな?

木漏れ日が綺麗な場所でも一枚。

紅葉の季節にも行ってみたい。

ナムジュンと来たいですね(コラ)

この場所へは文学館の横にある小さい階段を登るとすぐだったけど、わたしみたいに迷いながら散策してみるのも面白いと思う。
帰りはその文学館へ続く小さい階段を降りた。
降りた途端に、韓国人のマダム2名に声を掛けられて、多分道かカフェがやってるのかを聞かれたんだけど、私のヒアリング力が足りずにわからなくて、すみません外国人なんです、と伝えた。

こういう時に、会話ができるくらい韓国語上手になりたいなー。
毎日適当な勉強しかしてないから難しいかなー。

で、こちらが文学館。
小さくて、素朴な建物。元々は水道の施設だそう。

尹東柱文学館外観
元々は水道の施設(加圧場)
入り口横には「新しい道」のパネル

内部、基本は全部韓国語なのでPapagoで翻訳しながら見学した。
写真撮影は一番最後の映像の展示室以外はOKだそう。

自筆の原稿。

自筆の原稿

写真も飾られています。

めっちゃ自分写ってしまってるけど(笑)
片手に日本語の『空と風と星と詩』を持って比較しながら見学した。

故郷から移設されたという井戸。

詩「自画像」と井戸

たくさんの詩の本が飾られていたけれど、尹東柱詩人の蔵書もあるのだろうか。

突然の日本語に目を凝らすと、茨木のり子さんの文章だった。
多分教科書に紹介されたもののような気がする。

茨木のり子さんにここで出会うとは

水道施設だった頃の名残。
廃墟のような、もの寂しい佇まいと、それに比例するよう青い空と緑の木々。

この奥が映像が流れる第三展示室。撮影は禁止。
中は少し湿っぽい臭いがし、薄暗く、ナレーションの男性の深く低い声だけが物悲しく響いていた。
尹東柱詩人が亡くなった福岡刑務所の房を思い出させる。

こちらは第三展示室の入り口

言葉がわからないからという理由だけではなく、息苦しく感じて長く滞在することが難しく、すぐに部屋を出た。

記念に文学館で売っている詩集を買い、スタンプを押してきた。

文学館の絵が表紙
序詩から始まる

また、同じバスに乗って街まで戻った。
南大門市場で昼ごはんを食べようと向かってみたが、この日は日曜日。
MAPにメモしていた美味しそうなお店がことごとくお休み!

太刀魚通りで呼び込みされるも気分じゃないし、カルグクス横丁もちょっと気分じゃないし、夏の定番コングクスをどうしても食べたくて、南大門市場をぐるぐる回る。

歩きすぎて一回休憩

そして、諦めかけた時、店の前にたくさんの写真付きメニュー(多言語)を飾った大きな飲食店を見つけたので、看板にコングクスがあるのも確認して、店の前に立っていたお店のおばさんに
「コングクスありますか?」と念のため聞いてみた。
すると
「コングクス?うちじゃなくて、あの店が美味しいから」
と向かいの小さな飲食店に連れて行ってくれて、その店の店主さんに
「コングクスが食べたいんだって」と伝えてくれ
「私もいつもここで食べてるよ」という情報までくれた。
そして、気づいたらその店に座ってコングクスを注文していた。
多分、この間、1分くらいの出来事。パルリが過ぎる。

で、お店を紹介したいんだけど、NAVERマップにも載ってないので!
この薬局の並びの2軒隣の店と覚えましょう。
また行きたいな。

南大門市場のコングクス(明洞カルグクス)

[NAVERマップ]
南大門セサムスン薬局
서울 중구 남대문로 16-1

お店の外観はこう。
お店の名前、明洞カルグクス?というのかな?

入りにくさ、ある笑

店内小さいです。お店のおねえさんがすごく親切で感じが良かった。
奥で料理しているおじさんはTHE職人気質って感じ黙々と料理していた。
お客さんは韓国の人しかいなくて、テイクアウトの人も取りに来たりしていた。メニューはこんな感じ。

厨房が見える席。
このキムチが激ウマだった!

すごく美味しいキムチ

そして、初めてのコングクス。
わー、なんて美しいの!

夏の名物、コングクス

味はよーく冷えた豆乳に麺が入っている感じ。一口目は、正直、あれ?味がしない?と思ったけど、慣れてくると豆乳大好きなので美味しい。キムチを食べながら、麺を啜ると最強。

美しい〜。思わずズーム。

で、この後なぜかおばあちゃんと相席になって。
コップに水を入れて出してあげた。

めっちゃ話しかけてくるし、相席になっちゃってごめんねーみたいに言ってくるんだけど、ケンチャンスミダしか言えない自分が全然ケンチャナじゃない韓国語能力なので、ほんと勉強頑張って、自分。

食べかけ失礼します

そしておばあちゃんがめっちゃ塩入れて味付けして食べてて、あ、こうすれば良かったのか!とこんなに食べ進んだ後に知る。

ところで、目の前の店の人は自分の働く店(多分観光客向け)に私を連れて行かずに、こっちの地元民愛用店に案内してくれたの、ほんとなんでだったのか。でも結果すごく美味しくいただけて嬉しかった。

最後に仁川空港で、どうしても食べたかったチョングッチャン(納豆汁のようなもの)食べたくてこちらへ

チョングッチャンと焼きサバ定食(명가의 뜰)(名家の庭)


仁川空港第一ターミナルです。ちょっと場所は忘れた。
定食しかないので、もうえいや!と注文。

やばい、量が多い
でも美味しい

ということで、これで今回のソウル旅は終了。

おかしいな、ジンくん除隊でそれをお祝いするために行ったんだけど、振り返ってみるとあまりジンくんの気配がしないし、FESTAはほとんど滞在してないし、HYBEも、HYBEしっかりして!としか思えないから滞在10分だし。

でも、ソウルの日常を感じられるいい旅だったな。
今までソウルは曇天か雪の降る季節にしか行ったことがないから、青空とちょっと暑いくらいの天気が新鮮で楽しかった。

と、まぁ、1ヶ月遅れでやっとソウル旅を書き終わった!んですけれど、また来月、今度は夫婦で釜山に行く予定です。
え?また?しかも暑そう。
美味しいもの食べたらまた書きます。

ということで、読んでくださりありがとうございました。
今回の旅はこちらのマガジンでまとめてあります。


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Ai Yonekura
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