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旧済州で懐かしさの理由を知る1

こんにちは。
済州島旅もいよいよ最終日です。


前回までのnoteは、こちらのマガジンにまとめてあります。

レンタカーを無事に空港近くのレンタカー屋に返して、一旦空港に戻ります。そこから旧済州と呼ばれる地域にバスで向かったのですが、車内でNaverMAPを見つめていたらどんどん目的地から遠ざかって行ったので慌てて降りて、まさかのぶらり途中下車。
そして、「ホテルまで歩けるんじゃね?」となり、でっかいスーツケースを引きずって歩くことに。
やー、すごく大変だった。バスの番号あってたはずなんだけどなぁ。バス、もうちょっとちゃんと乗れるようになりたい。
日本ででっかいスーツケース持って困っている外国人がいたら絶対助けようと思った瞬間でした。

汗をかきながら到着したホテルはこちら。

Astar Hotel

[NAVERマップ]
제주 제주시 서사로 129

ホテルは結婚式場もあるらしく、昼なのに酔ったアジョシが入口付近の喫煙所でくだを巻いていて、そこでリアル「🐶セッキヤ」を聞く事に(笑)。
あ、別に治安の悪いホテルではなくて、いいホテルです。

なぜかテレビのリモコンが部屋になくてフロントで伝えたら、丁寧に謝ってくださって、親切に部屋まで持ってきてくれて、さらにちゃんと点くかどうかも確認して下さったり(TMI:スタイル抜群イケメン)、他のフロントの方もみなさん丁寧で良かったです。

また、1階に小さいCU(コンビニ)が入ってるんですが、ジンラーメンとマッコリを買ったら、
「マッコリはゆっくり振ってから飲んでくださいね~」
と実演付きで教えてくれたアジュマ店員さんも親切で素敵でした。
ちょっと中心街からは外れているのですが、サウナもあった(今回利用はしてない)ので、また泊まってもいいな、と思えるホテルでした。

さ、ホテル紹介もほどほどに、街を歩いてみましょう。
今回、とても気に入った場所があるのですが、それがここの"三姓穴(サムソンヒョル)"という場所です。

三姓穴(サムソンヒョル)

[NAVERマップ]
제주 제주시 삼성로 22
https://naver.me/5xnulyOB

日本語の説明もあった

ここは、太古、耽羅国をつくった三神人(高乙那、良乙那、夫乙那)が湧いて出てきたとされる3つの穴がある場所です。
湧いて出てきた???穴???みたいな感じですが、この三人の神様が、現在済州に多い苗字である高(コ)氏、梁(リャン)氏、夫(プ)氏の先祖とされているそうです。
(そういえば済州出身セブチのスングァンちゃんの苗字もプ!だよね)

そして、三人の神様は、東の海から来た三人のお姫様と婚姻したんだそうです。
東の海?なんか場所的に日本?と思ってしまいますが、そう書いてある歴史書もあるそうです。本当の所はどうなのか、遥か昔のことなのでわかりませんが、古くから交流があったのは間違いなさそうです。

司馬遼太郎の『耽羅紀行』読んでみたくなりました。

園内、とても綺麗です

三神人の位牌が祀られていて、焼香所もありました。
ここの雰囲気が静謐で、何だか守られている感じ。

三聖殿
本当に綺麗だなぁ
三姓穴、穴が見えますね
説明の看板

あと、昔の遊びができる広場があって、輪回し(大きな輪に棒をあてがいながら転がすやつ)や、チェギチャギ遊び(下におもりがあり羽がついている道具を、地面に落とさないように蹴り上げる遊び)、トゥホ(筒の中に矢を入れる遊び)ができました。
全てBTSのタリョラで見たことあるお馴染みのやつ!と軽く興奮。

輪回しをジャーマネが試すも出来ないでいたら、中国人観光客のおじいさんがめっちゃ上手に回し始めて、広場を20周くらい回り始めたので、すごいですね!と伝えたら、そこの家族の女性が流ちょうな日本語で
「昔、遊んでいたことがあるから上手なんですよ」
と。
お子さんも挑戦していて、こういう素朴な遊びを韓国で中国のご家族とほほえましい気持ちで見るとは思わなかったです。
なんだか、いい時間でした。

(おまけ)
お役人の衣装をかるく羽織ることもできます。

アーティスト保護、ポーズが昭和

いわゆる観光スポットというよりは、今でもこの場所を大切に守っている子孫の人たちがいる気配が随所に感じられる場所です。
街の中なのに自然がたっぷりあるので、鳥の囀りや木々が風に乗ってそよぐ様もとても美しく、そして、どこか静謐な印象を受けたのは、ここが”祈り”がある場所だからかもしれません。

少し脱線するんですけど、最近の日本の神社のパワースポットブームとスピリチュアルブームが苦手です。
パワースポットだ!って知られた途端に人がたくさん来たり、意味深に境内で何かを感じようと一生懸命な人が現れてしまって(毒舌)、一気に邪気が増す感じ。
純粋にその場所で祈りを捧げてきた人そっちのけで、利己的な様子が丸出しになってしまっているんじゃないのかな?と思います(毒舌がかっぱえびせん並に止まらない)。
そこが誰のための場所なのか、何のための場所なのか、忘れているスピリチュアル好きがあまりに多すぎる気がしていますし、それに乗っかる神社や自治体もどうかと思うよ?と(これ以上やめておこうか)。
って、また例のスピリチュアルいやいや期なので、気にしないでください。
本線に戻りましょう!

三姓穴、すごくいい場所で、静かに元気をもらえるので、済州島で近くに行かれることがあったらぜひ寄ってみて下さい。

この後、近くの済州島民俗自然史博物館にも寄ったのですが、そこは割愛しますね。割愛はするけど、広くて見どころたくさんでした。

次は大好きな市場。
市場大好きなんだけど、いつも見ているだけでお腹いっぱいになってしまって食べられないという問題が発生していることに気づきはじめた……。

済州東門伝統市場

[NAVERマップ]
제주 제주시 관덕로14길 20
https://naver.me/xYTsVv4M

市場の入り口ってワクワクする

多分、もう旅の疲れが出ていたのかもしれず、あまり食欲が出なくて、事前に調べていたコギグクス(肉グクス)でも軽く食べてみようか?と市場の中をうろうろ。
目的のお店を見つけたのでチラッと中を覗いてみたら、、、

「いらっしゃい、何名さん?」
みたいな感じでお店の社長にいきなりご案内されちゃうスタイルで、秒で席に着席しました。

済州島五食目:コギグクス(トンジン食堂)

[NAVERマップ]
제주 제주시 동문로 16
https://naver.me/5UGcSFRP

黄色い看板、わかりやすい
とりあえずのマッコリ
コギグクスとビビンバ
こっちはビビンコギグクス

肉に臭みがあったら絶対に食べられないので、一瞬このビジュに恐る恐るだったんですが、臭みもなくて、お肉も柔らかく、さっぱり食べることができて、とっても美味しかったです。

さて、ちょっと長くなったので、続きは次のnoteで!
では、また!

(つづく)

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