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書き出し_休載小説の話をなんとか終わらせよう_アステリアの鎖 478

「だからこそ、介入するなら今なんだ。この上位世界は、つまり第一世界の情報をもとに、第二世界を支えるためのクッション的な役割を果たしている。つまり、この世界自体を利用して、無限ループを止めることができるんだ、だが一番の問題がある」
「種神か?」

 悔し気に顔を歪めるジンにプルートスが問いかける。

「この第二世界の無限ループは、種神の愉悦で成り立っている。だが、飽きてしまったことで、外部からの生命体を呼び寄せたり、上位世界に君たち招き入れたり、いろいろテコ入れしているんだ。もし、自分に置き換えたとしよう。自分のお気に入りだったオモチャを、さらに面白くしようとして魔改造しようとした。だけど、その結果、思ったよりも詰まらなくなったとしたら……君たちならどうする?」
「捨てるかな」
「うーん、俺だったら愛着があるから捨てることはないだろうけど、手元におくのもイラつきそうだから、もらってくれるヤツを探すかな。それで、そいつがそのおもちゃを壊そうが、捨てようが、自分がしたことじゃねぇから、酒もまずくならないし、重たい気持ちを引きずったまま布団に入ることもねぇ」

 つまり、種神の望みを叶えなければ、ロクな結末にならないのだ。


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