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美術館デビュー① 松濤美術館

お盆に入りたての先日、美術館デビューを果たしてきた。

美術館巡りは

「一人で」「静かに」「想像力を働かせられる」

という点で魅力があると耳にし、とりあえず試してみようと足を運んだ。

結論から言うと、

また必ず行こうと強く思えるいい時間を過ごすことができた。

今回訪れた展示会は、アイヌ民族の装束をテーマにしたものだった。

アイヌの装いとハレの日の着物
―国立アイヌ民族博物館の開館によせて
https://shoto-museum.jp/exhibitions/192ainu/

下記のような美しい着物が多数展示されており、樹皮でできた糸の織り目が見える距離で観察することができた。

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(松濤美術館HPより "https://shoto-museum.jp/exhibitions/192ainu/")

文様や織目の意味、袖口や肩口のパターンの意味をあれこれ考えているうちに、2時間近くも滞在してしまった。

館内はとても静かで、時間がゆっくりと流れているような雰囲気だった。

展示以外にも、個人的には館内の建築が非常に凝っていて面白かった。

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地下部から見上げた吹き抜け、建物自体の広さに対して空間がとても広く感じられ、外光が晴れやかな気分にさせてくれた。

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各階をつなぐ階段部、暖色系の光によって温かみを感じさせながらも、陰によって不思議な印象を感じた。

美術品の鑑賞なんて...

と何となく感じていた抵抗は消え去っていた。

心のゆとりと静けさ、頭を柔らかくするためにも、また美術館を訪れよう。

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