ビットコインのリスク
去年の年末あたりからビットコインの価格が急上昇し、ニュースなどでビットコインの記事を見ることがとても多くなりました。
自分もちょうど一年前に興味本位で約三万円分のビットコインを買い、仮想通貨の勉強をしつつ1ヶ月程保有していました。
ビットコインをはじめとする仮想通貨に価値はあるのか、またビットコインのリスクについて自分の思っている事を書きたいと思います。
ビットコインに価値はあるのか
今現在、仮想通貨にはビットコインをはじめとして有名なものでいうと、リップルやイーサリアムなど、たくさんの種類があり、最近ではドージコインというものも有名になってきました。
その中で、そういうものに価値はあるのかという議論がされていますが、結論からいうとビットコインには価値はあると思います。
反対派の意見としては、ビットコインは実際には実物として存在しないから、
ある国や中央銀行などの特定の管理者がいないから、などがあると思います。
しかし、紙幣や硬貨もそれに対して多くの人が価値があると信じているから実際にお金として成り立つのであって、そのような文化や概念が無い人からしたらただの紙切れでしかないのです。
ビットコインもそれと同じように、ある一定の人たちは、それに対して価値があると信じていて、
実際にお金を用いて日々取引をしている人がいる、
また、ビットコインを決済手段として利用できる企業も少しずつ増えているという事実から判断すれば、ビットコインには少なからず価値はあるのではないかと思います。
(ただし、マイナーで取引量の少ない、草コインと呼ばれる仮想通貨には価値はあまり無いと思います。)
イーロン・マスクの影響
ビットコインには少なからず価値はあると書きましたが、それなりのリスクもあると思います。
それはイーロン・マスクの影響です。
ビットコインが徐々に注目されるようになり始めてから、イーロン・マスクがビットコインに関するツイートをしてから、価格が大きく動くということが何度か起きています。
国や中央銀行の重要人物の発言などの影響で株価や為替の価格が変動するということはあり得るのですが、一民間企業の経営者である人物の何気ないツイートでビットコインの価格が動いてしまうというのは、非常に危険な状態だと思います。
なぜかというと、例えばイーロン・マスクがビットコインを持っている状態で「ビットコインには将来性がある」というようなツイートをして、価格が大きく上がった後に、「ビットコインはオワコン」というツイートをして価格が大きく下がったとしたら、イーロン・マスクは利益を得る反面、多くの人が損失を被る可能性があるからです。
言い換えると、イーロン・マスクがビットコインの価格を操作できる状態であるということです。
これは、公正ではないし、そもそも投資対象にするのは危ないと思います。
なので、ビットコインに投資をする際は、しっかりとリスクを把握し、勉強した上ですることをおすすめします。
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