藤子Fノート 2024年の展望
毎年、年初に決意を込めてnoteの展望を記事にしております。
これまでの記事はこちら・・。
上記の「展望記事」は、これまでnoteに書いてきた記事の進捗と、今後残されている課題についてを取りまとめる内容となっています。もっぱら自分の頭の整理用で、あまり読者のことを考えた中身とはなっていないことを、あらかじめ書き記しておきたいと思います。
藤子Fノートは今月で開始から38ヶ月目に突入しておりまして、この間、ほぼ毎日更新を続けています。(痛恨の書き忘れが数日・・)
藤子F作品を全て記事化するという大それた目標を打ち立てていて、これまで3年かけてレビュー記事を735本書いてきました。
昨年の9月以降、仕事や体調やらの問題があって執筆ペースが落ちておりますが、書きたい意欲や、書きたいネタの在庫が失われたわけではありません。
ここまで書き上げてきたことを財産とし、自分の思い描く記事は全て書き上げて、藤子Fノートの「完結」を目指していきたいと思います。
時に、藤子Fノートの「完結」とは何か。これは主だった藤子作品を全てレビューし終わること、ということを意味します。
具体的にこの後、項目別に状況を整理しつつ、残された範囲をできる限り明らかにして、「完結」への道筋を確認していきたいと思います。
「ドラえもん」は僕の整理だと、短編1322本と大長編が17本描かれていますが、短編についてはあまりに作品数が多すぎて、全てを記事化することは事実上不可能となっています。
しかしながら、重要度の高い作品や、テーマ別で括れるお話についてはなるべく全て取り上げる方向性で、実際に一番積極的に記事にしているのが「ドラえもん」となります。
昨日まで275本の記事を書いており、取り上げた作品は350本以上に及びます。これに加えて、既に30本以上の記事を構想しており、さらに数も膨らんでいくことが予想されることから、記事数としては少なくとも400本くらいまでには達するものと思われます。
なお、「大長編」についてはまだ手付かずの状態ですが、これは、藤子Fノート全体の最終地点を、「大長編」の完全解説を終えることとしているためです。
藤子先生の作品キャリアを見ていくと、その膨大な作品の中で様々なテーマやキャラクターを描いていますが、それらが全てドラえもんの「大長編」に繋がっているように思われます。
イメージとしては、いくつもの川(=作品)が何本も集まって束になって、大海(=大長編)に流れ込んでいく感じです。つまり、藤子作品の集大成が「大長編」だと言えるのです。
よって、藤子作品の全貌を明らかにしようとしている藤子Fノートとしては、語るべき作品のレビューを全て書き終えた後に、満を持して「大長編」にがっぷり四つに取り組みたいと考えているのです。
できれば今年中にそこまで辿り着きたいのですが、果たしてどうなるんでしょうか・・・。
僕が個人的に最も好きな藤子F作品である「パーマン」は、僕の整理だと273本の作品が発表されています。
このnoteでは既に76本の記事を書き終え、90作品以上を取り上げてきました。最初から構想していた「ラブストーリーとしてのパーマン」を書き上げるべく、計画された順で作品紹介を行ってきています。
昨年2月からは1980年代の「新パーマン」のレビューに軸足を移しておりまして、いよいよ今年はパーマンとパー子(&星野スミレ)の恋愛関係に踏む込む記事を書く予定です。
あと20本程の記事数で「考察パーマン」は完結となりそうですが、果たして年内中に終わるのでしょうか??
大人の鑑賞にも十分耐えうる完成度とメッセージ性を内包した作品である「エスパー魔美」は、全62作が発表されました。
これまで45本の記事で48作品を取り上げてきましたので、残りは14作品となります。これらは余さず記事化する予定ですが、まずはここ数カ月で4本の作品をご紹介する予定です。
先が見えてきてはいますが、まだ、芸術とは何か、人の価値観とは何か、生きるとは何かといった、かなりヘビーなテーマの作品が残されており、これらを記事化させていくのが非常に楽しみです。
そう、お楽しみはこれから、なのです。
全部で111本のSF短編があり、これらは全て詳細なレビューをしていくこととしています。これまで85本の記事で84作品を取り上げ、残り27作品というところまでやってきました。
SF短編は藤子先生の渾身の作品であることが多く、その分レビューを書くのもかなりの労力が必要です。中には、とても一本の記事では収まらない大作もあり、昨年は『劇画オバQ』と『みどりの守り神』を前後編2本の記事に分けて完成させました。
今年は昨年に引き続きNHKで実写ドラマ化されることになっていて、世間の注目度が一層高まります。
昨年ドラマ化された時には、その作品のレビュー記事がオンエアと同時に1000ビュー以上増えたりしました。
藤子作品の注目が集まり、漫画を読む人が増えて、その結果このnoteを多くの人に読んでもらえるチャンスを貰っています。これは喜びであり、やりがいにも繋がりますが、下手なことは書けないというプレッシャーにもなります。
近日中に6作品を取り上げる予定となっていますが、ドラマ化とタイミングを合わせて、何か特別な企画も考えたいと思います。
藤子・F・不二雄大全集で読むことのできる、初期のF作品を全てレビュ―化させるべく、これまで41本の初期作品に関わる記事を書いてきました。初期作品の中には「絵物語」というジャンルもあるのですが、これについても昨秋ようやく着手の運びとなりました。
こちらは順調なペースで記事を書いており、残り5本の記事で終了の見込みとなっております。さすがにこのシリーズは年内に完結するものと思われます。
その他のシリーズ記事としては、「ちょっぴりマイナーな幼児向けF作品」シリーズを16本、「初期SFヒーロー漫画」シリーズを4本書いていて、それぞれ残り僅かとなっています。
こちらも年内終了は間違いなし!(多分)
「ドラえもん」に次ぐ作品数のある「オバケのQ太郎」(673作)や、意外にも作品数が多い「ウメ星デンカ」(133作)などについても、これまで積極的に記事化させてきました。
他の作品の記事と比べるとビュー数が伸びにくいのですが、きちんと目配せしておかねばならない傑作・秀作が含まれていますので、漏れは許されません。
また今年アニメシリーズ化される「T・Pぼん」は、基本的に全作品のレビューをする予定となっていまして、これまで22作品を記事化させました。全35タイトルなので、残りは13作。アニメ化を弾みにして、スピードアップを図りたいところです。
昨年は陽の当たりずらい、けれど傑作ばかりという「モジャ公」や「ミラ・クル・1」「Uボー」などの記事を次々と着手することができました。
まだ着手段階で、もっと書きたいことは残されておりますので、ここらも折を見て追加の記事を書きたいと思います。
ここまで、今年の展望ということで、藤子レビューのまとめをしてきましたが、昨年のようなペースでは、年内終了は夢のまた夢という現実が見えてきました。
昨年や一昨年の展望記事を読んでいても、全然先が見通せていないことがわかります。
よって、今年の展望もおそらく客観性のない、楽観視の入ったものとなっている危険性は高いです。
藤子レビューを書くことは幸せではありますが、相当な時間を費やすことにもなりますので、ずるずると続けずにどこかで決着を図りたいと考えています。
今年もまた、書きたいことと書くための時間の確保のせめぎ合いになることでしょう。
ともあれ、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
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