臺灣で過ごした四年間まとめ2
#大切にしている教え
皆さんこんにちは!
実はまとめ1の直後にやっぱり書き足りないということで、
この文章を書いているサリーです。
引き続き臺灣での四年間を書いて行こうかと思います。
4.臺灣で教わったある精神
ずばり試試看(シーシーカン)の精神。
どんな精神だと思う?
一回自分でこの言葉を調べてみてほしい。
何事にも興味を持ち、自ら調べ、考える。
それが何かを習得するコツ。
話は脱線したが、
この精神を日本語訳すると。
YOU やっちゃいなよ!。
ちょっとおどけてみたが、言うなれば、
とりあえずやってみなよ。
これは臺灣に住む方によく言われた。
日本じゃ何かを行動するときに、
どうしても根拠や理由、計画を求められることが多い。
けどどうしてもそれは何かをし始めようとしたとき、初動が遅れ、最終何もできなくなっちゃう。
私自身も自分の恐怖心と、計画性に阻まれ、
なかなか行動できない時もあるが、
そんな時はいつもこの、
「試試看」って言葉を唱えるようにしている。
そして不思議なことに、自然と力が湧いてきて、なんでもできそうな感覚になるのだ。
何度も立ち止まり、逃げそうになった時、
まずは言葉を唱えて、トライしてみるようにしている。
5.相手を慮る精神
今回は精神系の話をすることに決めた。
臺灣で學んだ二つ目の大切な教えは、
你好就好(ニーハオジョウハオ)の精神。
多分ニーハオは聞いたことあって、
こんにちはという意味だと知っている人は多いだろう。
ただ今回はこんにちはという意味ではない。
少し文字形態の話をしよう。
まず你、これはあなたという意味だ。youである。
次に好、これは好きという意味ではなく、
良いという意味でつかわれることがある。goodである。
最後に就、これは説明が少し難しいのだが、
強調したい時に使用されることがある。
これを組み合わせると、
あなたが良ければそれでいい。
you feel good, all okである。
良く何かを決めるときや、
話し合いをするときに使われることが多い言葉。
慣れないうちは、たまにいや投げやりやん!
って思うこともあるかもしれないが、
案外この精神が人間関係を円滑にするときに役に立つ。
とくに、今様々なことや考え方が多様化してきている中、様々な衝突も起きやすくなっていると思う。
その中で、この你好就好の精神を持っていたら、一旦相手を受け入れるクッションができる。
で、この精神の面白さは、
你好就好といっているからって、
別に全部相手にあわせるってことではないってこと。
ちゃんと自分の意見や感覚も持っていて、
お互い心地い関係でしましょうね。
もしそれで合わない場合は、
無理に合わせずお互い自由にやりたいようにやろう。
そういうニアンスがあるなと私は感じ取っていた。
この精神はお互いの思いやりがあって
成り立つものではあると思う。
もし自分の意見を押し通してしまうタイプだったり、逆に自分の意見を押し殺しすぎるタイプの人は
ほんの数パーセントでいい、
この精神を自分に取り入れてみてはいかがかな?
私はもともと自分の意見を押し通してしまうタイプだったが、この精神を取り入れてから大分生きやすくなった。
家族愛の精神
台湾でとても感銘をうけ、その後の自分の考えや行動に大きな影響を与えているのがこの家族愛の精神。
台湾人、いや中華人の特徴の一つといっていいのが、家族の縁が深いということ。
具体的にどういう行動があるかというと、
休日は少なくとも長期休みは絶対家族の元に帰り、家族と一緒にご飯を食べる。
そしてお墓参りを欠かさない。
台湾でも親元を離れて、学校に通ったり、仕事している人は沢山いている。
ただ移動距離は長くても九州の端から端までの距離なのもあって、結構休日は家族の元に戻る方をよく見かけた。
私が在学していた大学は田舎にあったので、
台湾人も多くの人が寮住みだった。
それにも関わらず二週に一回はみんな家族の元に帰省していた。
3連休にもなろうもんなら学校はもぬけの殻だった。
お国全体でこういう考えが残っていて、とても素敵だなと思ったし、改めて自分の家族の有り難みを感じ、自分の今後の行動指針を決める上で、とても参考になった考えであった。
この家族間の交流は文化継承にもとても大事な役割を果たしている。
これは台湾人をみて、そして自分の実体験を元に、書籍の内容を加味して、私の中で色濃く残っている考え方である。
まとめ
今回は精神的なものを中心に台湾留学をまとめてみました。
私の台湾留学は常になにか新しい概念に出会い、それを自分に落とし込むために、色んな考察をした時期だったと今振り返りそう思います。
またこのシリーズのどこかで、
自分改革の話や、漢字の話、得た智慧などを書いていこうと思います。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
またお互い自分を大切にして、
元氣で豊かで幸せで光ある
一瞬一瞬を生きていきましょう。
ではまた。
サリー
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