やっぱり教員は”天職”なのかな?
みなさんこんにちは。
教員という仕事は、採用試験がありますよね。
最近では、かなり倍率が下がってきているため、簡単に採用される人も多いですが、基本的には「先生になろう!」と決意して、努力してなるものです。
しかしながら、病気になってしまう教員や、辞めてしまう教員は後をたたず、「教員不足」が問題となっています。
「教員不足」はすなわち、私たち教員の仲間が足りないということです。
私たち教員は「魅力的じゃない」と言われているに他なりません。とても残念です。
そんな時、メンタリストDaiGoさんのYoutube動画を見て、ハッとしました。
そのタイトルは『逃したら一生後悔する仕事のチャンスTOP5』です。
この動画では、「天職の特徴」が5つ紹介されています。
この記事では、その天職の特徴を「教員」に当てはめて解説し、「教員は天職なのか」に対する私の考えをまとめます。
「天職の特徴」TOP5
まずは、DaiGoさんが紹介している「天職の特徴」を5つ確認しましょう。
第5位:個人的なストーリーと繋がる仕事
第4位:振り返って意味を感じる仕事
第3位:定期的に意味を感じる仕事
第2位:苦痛と喜びが共存する仕事
第1位:他人に影響を与える仕事
なお、天職とは、決して「嫌なことがない仕事」ではありません。
教員は天職の特徴に当てはまるのか
第5位:個人的なストーリーと繋がる仕事
自分の個人的なストーリーが報われるということを感じると、天職になったり、仕事に意味を感じるようになります。
教員で考えてみると、ドンピシャですよね。
だって、小さい頃から家族以外で、一番身近な大人は「先生」だからです。
必ず「先生」との思い出あるはずですし、多くの教員が、「先生」に対してポジティブな感情をもった上で、今の仕事をしていると思います。
同僚や後輩の話を聞くと、「中学校時代の先生に憧れて・・・」という人がたくさんいます。
自分の経験やストーリーに関係していることの多い「先生」という仕事を今していることは、自分の楽しかった感情も、辛かった経験も、全てが今に繋がっているという感覚になるわけです。
そういった感情が、仕事の満足感を高めていきます。
第4位:振り返って意味を感じる仕事
多くの仕事は、仕事中に楽しさや意味を感じることはほとんどありません。
後から振り返った時に、「この仕事って意味があったよな。やりがいがあったよな。」と思えるものが天職の特徴です。
教員で考えてみると、年度末や卒業式、成人式のタイミングなどで、振り返って意味を感じることが多いのではないでしょうか。
例えば、卒業式では、必ずと言っていいほど、
「先生、ありがとうございました。」という言葉をもらえます。
中には、涙ながらに伝えてくれる生徒もいます。
そんな仕事が、他にあるでしょうか?
どれだけ辛い仕事が多くても、その言葉があれば「この仕事をしていてよかった」と感じることができます。
教員の仕事は、正解や不正解がわかりません。だからこそ、ほとんどの場面で意味を感じられないことが多いです。
しかし、定期的に必ず「振り返ってみたら意味があった。」と感じる瞬間がやってきます。
第3位:定期的に意味を感じる仕事
これは、定期的に大きな意味を感じるイベントが起きる仕事を指します。
仕事なので、いつもいつも意味を感じることはありません。
しかし、天職の特徴として、時々意味を感じ、「これだから辞められない。」と感じる場面が定期的にあります。
教員で考えると、様々な学校行事が思い浮かびます。
体育祭
文化祭
部活の試合
遠足や修学旅行
卒業式
行事への準備や、学級への指導は大きな労力を必要とします。
しかし、行事が終わった時の生徒の表情やコメントをみると、「これだから辞められない。」と感じることが多いのではないでしょうか。
教員の仕事は、定期的に意味を感じやすい仕事だと思います。
第2位:苦痛と喜びが共存する仕事
多くの人は、「ネガティブな感情がない仕事がいい」と考えますが、実はそれだけでは天職にはなり得ません。
実は、ネガティブな感情(不快感・苦痛)に、ポジティブな感情(やりがい・意味)が、混ざって感じられた時に、仕事に意味を感じやすかったというデータがあります。
つまり、苦痛を避けようとすると、天職は逃げていきます。
教員で考えると、苦痛なんて山ほどあります。
しかし、苦痛のない仕事は、非常に退屈なのかもしれません。
第4位や第3位で述べたように、この仕事に意味や喜びを感じられる瞬間があるのであれば、多少の苦痛は、喜びのためには必要なのです。
第1位:他人に影響を与える仕事
これは、ぶっちぎりで1位だそうです。
心理学的には、「自己超越」と言いますが、
自分の趣味や、利益などの範囲を超えて周りの人に影響を与えることができる仕事が最強です。
「世の中に必要とされている」「小さな世界を変えている」という感覚が生まれ、非常に大きなモチベーションになります。
私たちは、自分のためだけの目標だと、あまり達成できないことがありますが、
自分のやっていることが「誰かに影響を与える」と考えると、達成するモチベーションになります。
教員は、まさに「誰かに影響を与える」仕事ですよね。
「私の仕事は、生徒のためなのだ」と考える機会が多い教員は、たくさんの自己超越を感じられる職業であると言えます。
まとめ
今回は、メンタリストDaiGoさんがお話しされた「天職の特徴TOP5」の内容を、教員にあてはめて考えてみました。
結論、教員は、
とても「天職」になりやすい仕事であることがわかりました。
5つの特徴のどれを考えても、教員にピッタリ当てはまります。
もちろん、当てはまるだけで、全ての教員にとって、教員が天職であるとは言えません。
あくまでも、特徴に合っているだけの話です。
実際に、意味や喜びを感じられない人がいたり、苦痛が大き過ぎて体調を壊したりする人がいることも事実です。
「教員は私にとって天職なんだ!」と思い込む必要は、全くありません。
負担も大きい仕事ですので、自分に合わない場合はムリをしないほうが良いです。
私にとって、この5つの特徴は、この仕事の魅力を再確認するきっかけになりました。
みなさんは、どう感じられたでしょうか。
少しでも、この仕事に対するモチベーションにつながったのであれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
私は常々、
「この仕事は好きだけど、働き方に疑問がある。」という立場をとっています。
これからも、より豊かに暮らせる教員を目指していきたいと考えています。
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