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教員のみなさん、まずはAIを使ってみませんか?

昨年の「SoftBank World 2023」で孫正義さんが行った特別講演。大きな反響を呼んだことをご存知でしょうか。

それは、孫さんのこんな発言があったからです。

「ChatGPTを使っていない人は、人生を悔い改めた方がいい」

なかなか衝撃的な言葉ですよね。

言葉の真意は、以下のようなものです。

「彼ら(AGI)の方が100倍、1000倍、1万倍賢い時代が来たら我々はどうすりゃいいんだ、我が社はどうすりゃいいんだ、 私はどうすりゃいいんだ、その本質を考える時が来た」

(ここにある「AGI」とは、簡単に言うと、AIのさらにレベルアップしたものです。)

孫さんの話を聞いて、私が受け取ったメッセージは以下の2つです。

  • 人間よりも賢いものが広がっていく社会で、われわれ人間はどうすべきかを考える必要がある。

  • 考えるためには、まずは使わなくてはいけない。

そこで、今回は「教員こそ、AIを使うべきだ」という私の考えをまとめます。

◆便利なものは、必ず広がる

前提として、「便利なものは、必ず広がる」ということが考えられます。それは、機械や自動車、インターネットやスマートフォンなどと同じです。

歴史を振り返っても、便利なものは必ず広まっていきます。
それは、多少のデメリットがあったとしてもです。

タブレット端末が学校に導入されて、生徒の学習を後押ししていることと同じように、必ずAIも社会や学校現場に導入されていきます。

加えて、そういった新しい技術が広がるスピードが早くなっていることも重要です。
(下の記事は、広がるスピードが早くなっていることをわかりやすく理解できます。)

実際に、もうAIが作成したニュース記事はたくさん出回っていますし、直木賞受賞作品の一部を生成AIが書いたということも話題になりました。

◆子どもたちが生きていく時代を考える

学校という場は、未来の社会の担い手である子どもを育てる場所です。
「今必要な力」を身につけることよりも、「今後必要になってくる力」を身につけることが大切です。
つまり、「未来を見すえた教育」が必要です。

この1年でも、AIの進歩により社会は大きく変わろうとしています。
今の子どもたちが社会で活躍する時には、今以上にAIが社会に普及し、様々な変化が起きていると考えられます。

◆子どもに求められる力にを考える

そんなAIが広がった時代を生きていく子どもたちに対して、今の私達の知識や経験で、正しい指導ができるのでしょうか。

私は、教員こそAIを使って、指導するための知識や経験を得る必要があると思います。

それは、AIの得意や不得意を知ることで、これからの子どもたちに求められる力が見えてくるからです。

具体的には別の記事でまとめようと思いますが、これからの時代、AIにできることを学んで、AIと競っても勝ち目がありません。
反対に、AIにはできないことにこそ、価値が生まれます。

◆まとめ

AIについて考えることは、これからの社会について考え、教育の未来を考えることです。
決して、「面白いから」や「仕事が楽になるかも」というだけのはなしではないのです。

だからこそ、教員のみなさん、
AIを使ってみませんか!?

まずは使うところからスタートです。
どんや良さがあるのか、どんな不具合があるのかは、使ってみなければわかりません。
使ってみると、子どもたちに伝えたいことが生まれてきます。

現在、ChatGPTやMicrosoftのCopilotなど、無料で使えるサービスがたくさんあります。
まずは、一度使ってみてください。

これからも学び続け、よりよい教育に向けた活動ができれば嬉しいです。

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