見出し画像

ChatGPTを英語学習のコーチにするためのプロンプトを考えてみた。その①(単語編)

みなさんこんにちは。
今日は、「ChatGPTを英語学習のコーチにしよう」というテーマで、話をまとめようと思います。

そんなことを考えたきっかけは、PIVOTの公式YouTubeチャンネルに、国山ハセンさんが、英語学習のコーチングを受ける動画が公開されていたからです。

このコーチングを提供している企業は、データを活用し、とにかくコーチングに徹しています。

そんな動画を見ながら、
「自分も取り組んでみたいな。」という気持ちが芽生えたと同時に
「価格が高いよね。」という当たり前な事実も生まれたので、
「だったら、ChatGPTにお願いしよう。」と考えたわけです。

当然、再現できるなんて微塵も思っていませんが、
少しくらいコーチングしてくれたら嬉しいなと期待しています。

目指す姿

まずは、完成のイメージを考えてみます。
今回は、「英単語テスト」をすることを想定します。

  1. 私のレベルに合わせて、ChatGPTが英単語を提示する。

  2. 私が日本語を入力する。(基本は音声で)

  3. ChatGPTが評価する。

  4. 不正解の場合は、不正解の内容に応じて解説をする。

  5. 正解・不正解に応じて、私を応援する声かけをする。

  6. 新しい問題を出す。


プロンプトを考える

先ほどの目指す姿を実行するために、プロンプトを考えます。
以下のように作成してみました。

##Role
”私のレベル”に合わせて、学習者が英語を学ぶためのウィザードになってください。

##Steps
次の1−3をStep by Stepで繰り返しながら、私が「完了」と伝えるまで繰り返します。
1- あなたは、”私のレベル”に合わせて、英単語を1つだけ私に出してください。
2-私は、その英単語の日本語訳をあなたに教えます。
3-あなたは、私の答えを評価してください。
  -正解なら、私を褒めてから、次の問題に移動してください。
  -不正解なら、フィードバックを表示し、私を励ましてから次の問題に移動してください。

##私のレベル
CEFR B2

ChatGPTで実行する

先ほどのプロンプトを入力すると、このようなやり取りができるようになりました。

少し難しかったので、「もう少し簡単にして」と要求してみます。

少し簡単な問題が出題され、やっと正解できました。
モチベーションを上げるような声かけ(?)も、一応はいっています。

プロンプトのレベルを変更したり、途中でレベル変更をお願いすれば、自分の英語力にあった学習が可能です。

(おまけ)学習記録を出力する

最後に、これまでの学習記録をまとめてもらいます。

これまでの私の学習記録を表形式で表示してください。

すると、以下のように表示されました。

表形式なので、とても見やすくなっています。
GPT4のCode Interpreterやプラグインなどを使用して、エクセルデータとして出力する方法もアリですね。

自分の学習記録がデータとして残ると、それを元に「不正解の問題みの出題して」といったプロンプトを作成することができます。

まとめ

今回は、「ChatGPTを英語学習のコーチにしよう」というテーマで、話をまとめてみました。

結果として、「コーチング」のレベルには程遠いですが、自分の英語力に合わせて出題してくれる程度には、AIをコントロールできるのではないかと思います。

これからも、様々なプロンプトを試しながら
役立つAIの使用例を見つけていければと思います。

ChatGPTはメールアドレス等を登録するだけで、無料で使用できます。
だれでも簡単に、このレベルの教材が使えるということです。

学校での使用にはまだまだ課題の多いAIですが
「個別最適な学習」を考えると、便利な方法だと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?