駅のホームでゲ○を踏む奴は
既に日付は変わっていた。
いくつかの路線の乗り換え駅となっている某駅に降り立った僕は、その駅の思惑通り乗り換え用の連絡通路をとぼとぼと歩いていた。前に見えた電光掲示板には怖い色で"終電"と表示されていた。
たかだか単発の4時間労働でこんなにも"やせたかなしいすがた"になってしまっているのは、今の僕を「病み上がり」と言うには少しばかり病み上がり切っていなかった所にあると思う。
強烈な眠気に襲われているわけでもスマホを眺めるわけでもなく、ただ空っぽの顔で下りのエスカレーターに乗