![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147333719/rectangle_large_type_2_d4d3ada90cd9596611b72904ad438239.jpg?width=1200)
【1/2エッセイ】つまらない、と感じた時の救世主。この思考法に私は帰る3⃣
✍️1/2エッセイ とは
✒︎日常の隠れた視点探し
✒︎思考のリフレッシュに
✒︎実体験と少々のリサーチ
をふまえた独自解釈です😌(どうか悪しからず)
◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸◌𓈒𓂂𓏸
自分の思考がつまらなく感じた時、私はこの三つの思考法に帰ると、前々回の投稿より書かせていただいています。その思考法とは……
【一の思考法】
見えていないものが見えるチカラ
【二の思考法】
自分なりの答えを出すチカラ
【三の思考法】
新しいアイデアを生むチカラ
【二の思考法】
自分なりの答えを出すチカラは前回に書かせてもらいましたので良かったらこちらを↓
今回はラスト、【三の思考法】新しいアイデアを生むチカラ、をシェアさせて頂きます。
アイデアは寝て待て、なんてよく言いますがどうやったらクリエイティブな脳になるんだろう、と思いませんか?
そこで、私が今でも練習している思考法があります。
とその前に、回転寿司はどこから着想を得たかご存知でしょうか😊
勘の良いあなた様ならピーンと来ているかもしれません💡
正解は、
ビール工場。
正確には、生産ラインでビール瓶がベルトコンベアに乗って流れてくる、あの場面。
そこから着想を経て、
元禄寿司の創始者、白石元会長が「回転寿司」を生んだそうです🍣
でも、この発想の転換ってどうやって生まれるのだろう、と気になりませんか?
私はめちゃくちゃ気になりました。
このビール工場と回転寿司のように、
違うところからアイデアを拝借し、
他に転用すること、
これをアナロジー思考ということが分かりました。
𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒
アナロジー思考とは
借りてくるチカラ
📚「アナロジー思考」「具体と抽象」「メタ思考トレーニング」などを書かれている細谷功氏によると、アナロジーとは『借りる力』と述べています。
さらに、
遠くから借りてくればくるほど、アイデアは斬新になる、とのこと。
以下の写真。同書の中に書かれてある図を参考にして、こんな図を作ってみました。
さて、写真1をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147033376/picture_pc_f51650b7cbcb57380d2b045797f7b3ce.png?width=1200)
この写真1をアナロジーに展開しているのは
以下のどちらの写真でしょうか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147033582/picture_pc_c5acd83a99da624b8ad76d0758449978.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147033605/picture_pc_dba5cd1d4c37dc3800ba1ae0a5936145.png?width=1200)
正解は……
写真Bです。
アナロジー思考は写真Bのように、
構造的類似のことを指します。
一方の写真Aは表面的類似になるので、「パクリ」になることが多いのです。
例えば、
あなたがイラストレーターだとしましょう。
とあるケーキ屋のオーナーさんから
カワイイイチゴのキャラクターを考えて、
と頼まれました。
ターゲット層は子ども。
そこであなたは考えます。
カワイイキャラクターと言えば……🤔
サンリオのキャラクターたち!
そして世界的に有名なカワイイあのネコのキャラクターをそのまま描いて、はい、とオーナーに渡しました。
さぁ、想像がつきますよね。
完全にパクリですから却下どころかオーナーさんから信頼を失ってしまいました。
だって、描いた絵は先述した表面的類似です。
ですがあなたは幸運なことにもう一度チャンスをもらえました。
そしてこう考えてみたのです。
ケーキ屋のオーナーさんは、
カワイイキャラクターをイメージしています。
「カワイイ」と思われているサンリオのキャラクターに目を向けること自体は🆗
そこで考えるのは、どうしてサンリオのキャラクターはカワイイと言われているのだろうか?
とまず構造を見ていきます
→抽象化する
サンリオのキャラクターたちは
✔️丸みのあるものが多い
✔️動物系(ヒトではない)
✔️顔のパーツがシンプル
だとしたら、、、
フルーツを丸みを帯びて描いて、
そこに顔のパーツを描く
→具体化する
そして季節のフルーツごとに
メンバーをチェンジする。
🌸春のフルーツ組
🌻夏のフルーツ組
🍁秋のフルーツ組
🎄冬のフルーツ組
そこは某アイドルグループのように、
設定しても良いかなぁ、なんて。
そしてあなたはこのイラストを
オーナーさんに提出しました。
オーナーさんはすごく喜び、その後もあなたは仕事をもらい続けることができました。
めでたし、めでたし。
さて、少しの間、あなたはイラストレーターさんになったわけです。
そこで、全くのゼロから新しいことを創造するのは難しいどころか、できない!と感じたのではないでしょうか。
その通りなんです。
世の中の物は全て、ヒントを他所から借りてきて、キュッキュッと試行錯誤を重ね、作られているものばかり。
その試行錯誤が努力、と言われれものなんですね。
そしてアナロジー思考で表すならば、
試行錯誤とは、
具体的に考えたり、
抽象的に考えたりを繰り返す、
ということでもあります。😊𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒
アート思考✖️と
例えば商品のマーケティングにおいて、アナロジー思考にアート思考を✖️すると、もっと具体的なニーズが明らかになります。
私が思うにアート思考は共感思考、ユーザー目線思考、であるとも言えます。
(↓よろしければ前々回の記事を)
さっきのケーキ屋さんのお話で、イラストレーターのあなたは可愛いフルーツのキャラクターを誕生させることに成功しました。
でも待てよ、です。
ターゲット層は子ども。
そこであなたはアート思考を使って子どもの気持ちに介入したわけです。
子どもの目線になったあなたは、ケーキが入ったボックスを目の当たりにした時に実は嬉しさがグン⤴️と伸びたことを知ったわけです。
だったらボックスをフルーツ組のイラストで埋めよっか🤔
そしてあなたは、オーナーさんすら気づかなかった視座により、商品に付加価値をつけることができたのでした。
これまた、めでたしめでたし😊
とアナロジー思考✖️アート思考で、
本当に必要としている人に必要なものが届く仕組みづくり、を行えるようになるのです。
この仕組みづくりこそ、
マーケティング、なんですよね。
𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒
抽象化の練習
なんかアナロジー思考ってベネフィットがあるあるんだな!
俺も/私も今日からアナロジーな考えで行くぞ!
といっても
正直なかなかうまくいきません。
私なんか考えすぎて、結局訳わからない展開に到達する始末。
だからどうするか。
まずは抽象化する。
何段階も抽象化すればするほど、遠くから借りて来れますからね
そして遠くから借りてこれるほど、アイデアは斬新になる、ということ。
逆に抽象化が荒いと、既視感が否めないアイデアになり得ます。あ、これ、どこかで見たな、みたいな。
だから、抽象化する練習をするのです。
抽象化の練習、それは
「つまりは? 」
と問うて行くのです。
【例】ダックスフンド→小型犬→犬→動物→地球内生命物→生き物→命
ダックスフンドをめいっぱい抽象化すると「命」になります。
このようにできるだけ極端でも良いので抽象化していきます。
とにかく抽象化の練習をするのです。
ただ、抽象化だけで終わってしまうとアイデアは生まれません。
だったらどうするのか。
今度は対象物に向かって具体化します。
さきほどのケーキ屋さんの例のように。
抽象化と具体化のワンセット、
これこそアナロジー思考の極み。
ただ……
何となく抽象化と具体化の行き来が大事なことは分かったけど、もうちょっと身近にできる練習法があれば……
直観的にまずは捉えて理解したい……
そうですよ。
もっと身近に、手軽に、抽象化と具体化ワンセットの練習ってないのかなって思いますよね。
そこで、これは簡単、手軽!と感じたアナロジー思考を練習方法をご紹介します。
𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒
もっと身近にアナロジー
もっと身近にアナロジー思考になる方法、
それは……
「例え話」
私もよくアドバイザーの仕事で使うんですが読んだ本でヒントになることがあったとします。
例えば、ブランディングの本を読んで「物ではなく物語を売る」と学んだとしましょう。
実際に、📚川上徹也氏の「星ヶ丘のチンパンジー」という、マーケティングとは何か?ブランディングとは何か?と問うてくれる小説を読んで学んだことなんですけどね。
その話をクライアントさんに伝えるとします。伝える内容は、
○本のあらすじ
○本の要点「物ではなく物語を売る」
アナロジー思考で言うと、あらすじは具体化、要点は抽象化になります。
具体化→抽象化
けれど、これだとクライアント様からしたらはぁ、そんな物語があるんですね、
くらいで終わります。
そこで、クライアント様に対して今度は
抽象化から具体化を行います。
つまり、抽象化した「物ではなく物語を売る」をクライアント様の事業に例えて話すのです。
もし、そのクライアント様がサンドイッチ専門店を営んでいるとしましょう。
なぜこのサンドイッチが生まれたのか、
どんな人に食べて欲しくて作っているのか、手に取った時に生まれるのはどんな感情であってほしいのか、
など買ってくださるお客様が嬉しいと思えるストーリーをたくさん作っていくんです。
このように、あらすじで具体化し、要点で抽象化し、その要点を対象物に置き換えて具体化する。
例え話がうまい人や大喜利(そのこころは?)ができる人は、自然と具体化と抽象化の行き来ができています。
これは私の持論ですが、本当に頭の良い人っていうのは、物事をマルチレイヤーで考えることができる人、って思うんですよね。
そんな人には創造力と問題解決能力が一手に身についている。
まさに無敵😏
かくいう私はアナロジー思考をまだまだ練習中で、うまく例えられる時もあれば、変な例えで終わることも多々あります。
ただ最低限、人と何かを話す時には、
つまりは〇〇です(抽象化)
例えば〇〇さんなら(具体化)
の往来を意識するようにしています。
そうすると、人と話すことがアナロジー思考の練習になったりと、ちょっと生産的になりもしますからね。𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒𓂂𓏸𓂃𓈒
最後に
自分の思考がつまらなく感じた時、私はこの三つの思考法に帰ると、三回に分けて書かせていただきました。
この長ったらしい文章を読んでくださったあなた様に感謝です。
ただね、いつも思うのは
学ぶと、するは全く違うのです。
哲学を学ぶ事と哲学する事が本質的に違うように、
世の中はもっとノイジーでウィットに富んでいる。
だからやってみなきゃ分からない。
やらなきゃもったいない、
なんて私は思うのであります😌
改めて、最後まで読んで頂きましたあなた様、心より感謝申しあげます。
しゃろん;
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?