【エッセイ】センスの意味がイマイチ分かっていないのに頻回に使っていた私へ。
義母が送ってくれる、
猫たちの写真が好きで、
彼らの自然な表情がうかがえる撮影の仕方に
センスがいいなぁ、なんて思ってた矢先、
ところでセンスってどういう意味だ?
という疑問符が浮かんだ。
普段、何気なく使っているるコトバだけど、
ここで改めて
——センスってなんだ??
と疑問を呈してみた。
すると
『センスは知識からはじまる』
という一冊の本を見つけた📕︎︎🫧
この中で著者の水野学氏が、
『「センスのよさ」とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である。』
—『センスは知識からはじまる』水野学著
https://a.co/fENVx3v
と定義している。
水野氏といえば、熊本県の公式キャラクター「くまモン」の考案者であったり、
「中川政七商店」のブランディングを手がけていたりと
数々の分野でクリエイティブディレクターとして活躍されているお方。
また、センスを理解している人というのは、
「普通」こそ何であるか理解できている、とも言及している。
そうだよなぁ、
昨今はイノベーションという言葉に足掻いて、
知識を蓄えることや、「普通」を知ることが後回しになり、「他にないもの」を作ろうと躍起になる。
その結果、顧客からは
「あっ!」という反応は得れたけれど、
実際は売れなかったりする、悲しいかな。
一方で「へぇー」という反応はすごい。
「あっ!」に比べて感嘆度は少し落ちるけれども、何がすごいかって
「へぇー」にはユーザーが既に知っている物事とリンクしている時に出る言葉だったりするからだ。
という事は、
ユーザーが対象物の
ベネフィットを想像しやすかったりする。
例えば、
これはあくまで(↓)私の妄想に過ぎないが、
家売るセールスパーソンに
「この家のドアは特殊で、
あの国民的アニメに出てくる、
どこでも〇アと同じ機能を兼ね揃えているんです」
なんて言われたら
あっと驚くかも知れないけど、
果たして買うだろうか。
このドアを開けた瞬間に
四次元空間に飛ばされるかも知れない。
いや、亜空間かも。
そもそも亜空間ってなんだ。
いずれにせよ、帰って来れないじゃないか。
それは……
絶対に嫌だ!
という思考の末路に至る。。。
だから買わない。
しかしながら、
「このドアはどんな衝撃でも吸収するシェルターのような機能もあるんです」
と言われたら、へぇー😮となる。
なぜなら昨今の穏やかでない事情と紐付いて、買いたい、欲しい!と感じるだろう、おそらく。
そうか、
「へぇー」にはユーザーのニーズとシーズが
隠れていたりするのか。
私が思うに「好き」も隠れている、と思ふ。
これはアイデアのお宝ゾーンかも知れない。。。
と思うと、今度は人の「へぇー」が気になって仕方がなくなってしまった、今宵、アメリカ、Thanksgiving weekでございます😌
そういえば、
「へぇー」を連呼する番組があったな、、、
今宵もどうぞよしなに。。。
しゃろん;
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?