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【語ってみた#2】ストリートはコモンズの宝庫だ! あかさかけんたさんと「ストリートで遊ぶことからはじまるコモンズ論」について語ってみた。

こんにちは。澤正輝です。いつもシェアビレッジに関心を寄せてもらいありがとうございます!

11月にジョインし、まずはシェアビレッジのことをもっと知ろう!学んだことをシェアしよう!と思い、「語ってみた」シリーズを始めました。シェアビレッジに集まるキュレーターやコミュニティオーナーたちと焚き火を囲むような雰囲気で語っていきますよ。

第二回のゲストはあかさかけんたさん。今回は「ストリート」を切り口に語ってみました。温度感や空気感を感じながら読んでもらえたら嬉しいです!

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コモンズはどこにでもつくれる

澤:今回は「ストリート」という切り口でけんたさんと語っていこうと思います。けんたさんは「ストリート」にどんなイメージをもってるんですか?

あかさか:ストリートといえばスケボーをまずイメージしますね。大学が渋谷だったんです。渋谷といえばストリート・カルチャーの場所で、それに憧れてスケボーをはじめたんです。いまでも乗ってます。

澤:スケボーはストリートの象徴なんですね!

あかさか:「おれ、ストリートだろ!」みたいな感じですね(笑)。

あくまでぼくの印象ですけど、ストリートって「路上」というフィールドの中から遊び方を見つけていく。スケボーがあったり、ラップがあったりしながら、おもしろくて、かっこよくて、いけてるものを見つけていく感じなんですよね。

澤:それこそプレイフルに。ノリも大事にしながら。

あかさか:そうですね。例えばシェアビレッジだったら茅葺古民家をまず連想するけど、路上があればコモンズなんですよ。例えばあそこの駐車場。例えばあそこのコンビニの前。

澤:なるほど。ということはコモンズはどこにでも作れる。人が集まったら生まれ、解散したら消える。そんな存在なんですね。その繰り返しの中で「ここはコモンズだよね」が醸成されていく。渋谷といえばストリートだよねになっていく。

あかさか:そうですね。

ぼくの中でコモンズは動詞なんですよ

澤:ということは「コモンズしようぜ!」みたいなノリが大事ってことですよね。

あかさか:カリスマがいてそこに集まってくるというよりは、なんとなく同じ方向を向いた人たちで集まり、気づけばコミュニティになり、コモンズになっていく。

澤:何もないところからスタートしてもいいし、やめたければやめてもいい。コモンズはそんな自由な存在でもあるんですね。

あかさか:ぼくが自由に生きたいというのもあると思うんですけど、例えば今日はA君とB君がいて、別の日はA君はいないけどCちゃんはいるみたいな、偶発的な感じが好きですね。ぼくがよく行くお店はまさにそんな感じです。

澤:ここまで話を聞かせてもらい発見したのは、コモンズという場所があるというよりは、コモンズを始められる人、立ち上げられる人が大事なのかもしれない。

あかさか:ぼくの中でコモンズは名詞じゃなくて動詞なんですよ。

澤:動詞だ!「コモンズする」なんだ!

あかさか:若者言葉で「チルする」が使われてる感じに近いんです。

澤:おもしろい。だとしたら「コモンズしようよ!」って呼びかける人が増えるにはどうしたらよいのだろう?

あかさか:ぼくの場合、自宅から職場までの距離が近くなったことでやりやすくなりました。通勤にかかる時間が短くなり、オンとオフ、仕事とプライベートの境目が曖昧になり、余白を自分で生み出せるようになったことで、その使い方を考えられるようになってきたんです。

澤:余白が大事なんだ。

あかさか:精神的な余白も大事ですね。

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おれはストリートなんだ

澤:今回、「ストリート」を切り口に話はじめたけど、コモンズするって、むしろ余白がほしい人や場所にこそ求められる発想でもあるかもね。

あかさか:SlackのTVCMの「オフィスで仕事をするのではなく、仕事をしている場所がオフィスなんだ」にめちゃくちゃ共感してるんです。

例えばぼくなら今年の夏はガレージの上で仕事してたんです(笑)。ぼくはガレージで仕事してるけど、隣の人は別の場所でやっていて、たまにすれ違ったらハイタッチする。新しい名刺交換みたいな。

エリアまるごとコモンズ化していくのとはちょっと違う、それぞれがコモンズをもち、結果としてエリア全体がコモンズだよねっていう。それが自分の住んでいる地域だったらおもしろいなって思いますね。

澤:「これもありなんだ」を増やしながら、固定観念や常識をちょっとずつ溶かしていく。その泥臭い積み重ねをプレイフルにやりたいですね。

最後に一言あればお願いします。

あかさか:きれいな建物や内装も好きだけど、手触り感のあるものを作っていく感覚こそストリートの真髄というかおもしろいところであり、「おれはストリートなんだ!」と言い続けたい理由はこれなんだと、思いを強める時間でした。

澤:おもしろい。「コモンズしよう!」を合言葉にしていきましょう。今日はありがとうございました!

ストリートって悪いイメージも連想されると思うんですが、僕からみるとお金をかけない究極の遊びが生まれる超クリエイティブな場所だと思ってます。有名になったヒップホッパーたちもストリートから。メッシだってストリートサッカーから。すごいよ!ストリート!(あかさか)


▷いよいよ12月24日まで!

▷あかさかけんた、「いいフローの日」の11月26日にakaposとしてラッパーデビュー!


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