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遊んで学ぶ社内合宿 in 五城目町

こんにちは!4月より学生インターンとしてシェアビレッジの広報を担当することになりました、あべこです。

これから一緒に働くシェアビレッジメンバーや、秋田県五城目町についてもっと深く知るため、ゴールデンウィーク中の3日間、五城目町に滞在してきました。

そこで広報メンバーのモイさんとakaposさんと一緒に、五城目に新しく出来る宿泊施設森山ビレッジ」「市とコージ」「シェアビレッジ町村を一気に見学してきました!

3つの宿泊施設は全て五城目町に位置していて、既にお客さんを受け入れている所もあればオープン間近な所もあります。それぞれの施設で来てくれた方が五城目の暮らしや里山とつながれる工夫があり、五城目の一員になることが出来ます。

新しくなったシェアビレッジ町村は家守のモイさんが別記事で紹介してくれるので、今回は「森山ビレッジ」と「市とコージ」について振り返ってみたいと思います。

大自然に溶け込む「森山ビレッジ」

森山登山

森山ビレッジを見学する前に、「まず森山を知ろう!」ということで登ってきました。以前は車で登れた道が土砂で塞がってしまったらしく、今回は山のふもとに車を置いて、ガッツリ歩き続けました。

森山は管理が行き届いた美しいスギの森です。キュレーターの半田さんいわく、「もっと森山をもりあげ隊」が山の動植物についてガイドしてくれる機会があるそうなので、今度お話を聞きに行こうと思います。

標高325mの森山を登り切りました!足腰がヘトヘトです。
もりあげ隊の方々を尊敬します。


いざ、見学。完成後の森山ビレッジへ

森山ビレッジにお邪魔しました。

森山ビレッジについては以下の記事に詳しく書かれています↓

「市とコージ」と「シェアビレッジ町村」が元々あった建物をリニューアルしているのに対し、森山ビレッジは設計のデザインを考える所から始まっています。地域資源・デジタル・コミュニティをフル活用し、住みたい家を手作りした新しい施設です。

半年前にお邪魔した時はまだ中が完成していなかったのですが、今回は既にシェアビレッジ代表の丑田さん一家が住み始めていて、森山での暮らしが始まっていました。今後は庭の木を切って、見晴らしをよくする予定だそう。

宿泊用のお部屋はどこも窓が大きく、外との繋がりを感じられます。室内なのでプライベートは守られているけど、いつでも外の自然と繋がっている感覚。庭で遊んでいる人たちを見て、外に飛び出し一緒に遊びたくなる気持ち。そんな中庭を近くに感じるお部屋でした。

一度外に出てみると、蝶々、ダンゴムシ、ありの巣、カエルなどに出会うことができ、森の中にいるなあと実感が沸きました。元々は動植物の住処である山、自然との共生について考えさせられます。

森山ビレッジのお庭でミーティング中。右奥に見えるのはサウナ小屋。

写真からも分かるとおり、森山ビレッジはお部屋の屋根が全て繋がっています。そうして、心理的に他の住居者ともひとつ屋根の下で眠る大きな家族になれるような気がします。知らない人同士でも、同じ日に泊まった縁を感じて、このお庭で自然と会話が生まれてくることが想像できます。

おひとりから泊まることも可能ですし、家族や友人と過ごすことも出来るそうです。海が見える森の中、豊かな自然に囲まれて、鳥や虫の声を聞きながら暮らしてみたいという方必見です。

五城目町の日常に入り込む「市とコージ」

シェアビレッジの施設ではないですが、間もなくオープン予定の「市とコージ」にもお邪魔しました。五城目初心者の私は「市とコージ」と聞いて、頭の中がハテナでいっぱいでしたが、オーナーの小熊さん夫妻に説明していただきました。

五城目町の中心にあるギャラリー「ものかたり」で自己紹介を済ませた後、小熊さん夫婦に付いていくと歩いて約1分、「市とコージ」に着きました。

周りの住宅に溶け込む「市とコージ」の外観。落ち着いていてとても素敵です。

中にあるふかふかの絨毯に足を踏み入れた途端、宿の暖かさと優しさを感じます。

壁の色は、ボランティアを集めて塗ったそうで、宿として形になるまでにも多くの人が関わっていると知りました。畳のお部屋をつなぐ廊下では、障子から太陽の日差しを感じることができ、最高に気持ち良かったです。

朝市通りにつづく細い路地に面しています。

市とコージは町の中心とも言える朝市通りに直結する小路にあり、名前の由来にもなっています。徒歩圏内に五城目町を代表するお店が並んでいて、町に住む方の生活をより身近に感じることができる宿になっています。

リビングにあったモノクロの写真について小熊さんに聞くと、明治時代のこの場所には「永楽館」という名前の旅館があったそう。出店者と買い物客の交流で賑わう朝市を目指して、遠くから五城目町を訪れた旅人を受け入れる場所だったそうです。

かつてその役割があったように、新しくなった市とコージに泊まって次の日朝市に出店するも良し。社員合宿などで利用するのも良し。のんびり五城目を散策したい方も、もちろん大歓迎です。

最後に
キーワードはコラボレーション

五城目合宿の中で私が特に驚いたことは、3つの宿泊施設がお客さんを取り合うのではなく、どうお客さんの流れを作れるか考えていたことです。例えば、シェアビレッジ町村ではだまこ作り体験ができるので、市とコージに泊まる方がセットで体験できるようにするなどです。

マクロな視点で見たら同じ宿泊業界に存在するライバルにもなるのに、敵視ではなく協力し合う姿が印象に残りました。町全体で滞在者を増やしていこうとする取り組みが始まっています。

「それぞれの施設の場所が離れているからでもある」と半田さんは言います。適度に距離が離れていて、それぞれターゲットとなる客層も異なることで絶妙に良いバランスができているそうです。

森山ビレッジは既に宿泊者受付を開始しており、市とコージとシェアビレッジ町村も6月にオープンします。五城目町はもう日帰りで遊びに来るだけの場所ではありません。宿泊施設が増えたことで時間の制限無く、町の魅力に触れられます。

みなさんぜひ遊びにきてください。
五城目で暮らしているような特別な感覚が味わえます。

余談「遊ぶように暮らす」

2泊3日の合宿を終え、私が現在通っている国際教養大学に戻った時、「ちっさ!せま!」と思ってしまいました。1つの町を舞台に動いている方々を見た後だとつい比較してしまい、自分の動いている世界がとても小さく感じます。

今回初めて正式にシェアビレッジメンバーと対面での顔合わせをして、早く大人になりたいと思いました。ずっと学生で居たいと願っていたのに、こんなにも楽しそうに働いている大人達を見て知って、純粋に憧れました。

高いお金を払って豪華なBBQを準備するのではなく、その辺に落ちている木で火を起こし、家に残っているパンとレタスと肉で美味しいサンドウィッチを作る。

今あるもので、好きなことができる環境を、自分の手で創っていく。
そうして生まれる心の余裕。
将来はこんな風に生きたいと思わせてくれたシェアビレッジメンバーに感謝です。

ゴールデンウィークで皆さんお休みモードだったからでしょうか。
遊び心や好奇心を忘れずに生き続けたいです。

森山ビレッジの中庭でBBQ。
時間と場所があればすぐにBBQをしてしまうシェアビレッジメンバーです。

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