見出し画像

茨城で中学受検をする小学生のための「算数の勉強法(後編)」

「あのとき、こんな勉強をしておけば良かった…」と後悔しないために!
夏休み最後の日曜日に知りたい「算数の勉強法」について、塾の先生にお聞きしました。

Q:改めて、正しい「算数の勉強法」について教えてください


: 算数は、コツコツと積み上げていくことが重要です。「砂上の楼閣」では傾いてしまいます。少しずつ、少しずつ、少しずつ・・・段階的に積み上げていく。それしかないのです。ですから、算数は時間がかかるのです。

Q:ではどうすれば〝最短ルート〟でテストの点数が上がりますか?


: 結論を言うと、一つひとつのテストを大事にすること。

例えば、学校で行われる「カラーテスト」。
先生から返されたあと、見返していますか?
「点数だけ見て終わり」となっていませんか?
中学受検をする子のほとんどは、90点以上とるのですが、それでも間違ったところが10点あれば、ミスした10点をしっかりと復習=テスト直しすることです。

それに加えて、「外部模試」も活用すると良いと思います。
適性検査のような試験は、学校ではやりません。もちろん出題される内容は教科書の範囲ですが、〝同じ系統の問題〟をやろうと思ったら、模擬試験(県立そっくり模試など)を受けるしかないのです。ですから、外部模試を受けて、そのうえで(ここがポイント ☞)自分の弱点をしっかりと把握=自己分析することがとても重要なのです。

Q:自己分析がポイントなのですね!


A: その通りです! 自己分析できる子は、間違いなく伸びます!

子どもたちにも言っていることですが、
自分はどこができないのか? どこがわからないのか?」を明確にして、そこを中心に勉強するんだよ。それが受検における〝正しい勉強〟だよ。
ということなのです。

Q:ありがとうございます。では最後に、適性検査でどのような問題が出るのか、教えてもらえますか?


A: 本当に面白い問題が出るのです。

ある年では、楽譜が資料として出されて「この曲の演奏時間を、少数点第一まで求めなさい」という問題が出ました。条件は、
・メトロノームは1分間に100回鳴る
・メトロノームに合わせて演奏する
・四部休符を含めた16小節すべての演奏時間を求める
などです。

その他の問題では、「バドミントン大会のお知らせ」という資料が出されて「この大会の最大の総試合数と、最大のチーム数を求めなさい」という問題が出ました。条件は
・1試合20分、コートが4面あり最大4試合できる
・開催時間はAM8時半~PM8時半
・トーナメント戦で、7チームが参加していて・・・
などです。

これらの問題を小学6年生が解いていきます。

Q:えっ? 大人でも難しいです


A: (笑) 文章量も多いですからね。

ただ、学習塾に通っている子どもたちは十分に準備していきますので、読み解くことができます。記号式問題が多い年は「簡単に解けた!」とも言っていました。答えが出ているわけですから、選べてしまうのです。

しかしこれらの問題が〝記述式問題〟になると途端にできなくなるのです。やはり子どもたちは書くのが苦手です。ですから書かせる量が多くなると、難易度も上がりますよね。

適性検査では、特に「思考力」「判断力」が求められますが、問題文や資料を読み解く「読解力」や、記述論述(面接でも見られますが)を中心とする「表現力」も中学受検のカギになってくるのです。

(次回は「理科の勉強法」をお届けします。皆さんお楽しみに!)


※この記事は、青木信行 先生(茨進)、飯島孝 先生(茨城教育研究会)、倉田正士 先生(学秀館)、柴山信行 先生(新教研)、田中拓也 先生(TSSつくば予備校)、西田純一 先生(茨城統一テスト協議会)、広瀬伸一 先生(セナミ学院)、藤枝敬三 先生(弘道学館)、山辺和洋 先生(茨城統一テスト協議会)(五十音順)に取材した内容をもとに、シェアタイムが責任編集しています。


【お知らせ】
「もっとテストの点数を上げたい!」方へ
〝努力の方法〟がギュッと詰まった一冊( ↓ 下の画像)をどうぞ。

必要事項を明記して、メールをお送りください。
※1冊770円(税込)の発送手数料がかかります
sharetime.edit@gmail.com

〈メールの記入例〉
【件名】・・・バックナンバー希望
【本文】・・・お名前・性別・生年月日・郵便番号・ご住所・電話番号・ご職業・お子様の人数・お子様の年齢・ご希望のバックナンバー名(例:合格を勝ちとる『正しい努力』)

シェアタイム:合格を勝ちとる『正しい努力』A4サイズ、約20ページ


上記に加えて、「最新号」も、ご一緒にいかがですか?
※2冊同時にお求めいただくと、2冊880円(発送手数料)とお得です

『将来、医師になりたい』という夢を描いたら A4サイズ、約20ページ

お子さんの〝成績アップ〟を心よりお祈りいたします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?