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茨城で中学受検をする小学生のための「社会の勉強法(前編)」

「あのとき、こんな勉強をしておけば良かった…」と後悔しないために!
夏休み前に知りたい「社会の勉強法」について、塾の先生にお聞きしました。

Q:社会は、国語とともに適性検査Ⅱとして出題されますが、「社会の勉強法」について、教えてもらえますか?

注:学力検査ではないため、本来ならば「社会科的分野」や「国語的分野」と表現するところを、会話文という特性上、社会、国語と表記しています


: 子どもたちだけでなく、親御さんの頭のなかにも「社会=暗記科目」というイメージがありますから、どうしても「社会は覚えれば良い」という発想になりがちです。

 しかし、茨城県の適性検査は、知識の詰め込みだけで太刀打ちできるものではありません。そもそも、知識を問う問題は少なく(最近は少しずつ増えてきましたが)、むしろ〝資料からどのようなことが読みとれるか〟が問われます。その資料も3~4点くらい提示されますので、受検生の読み取る力(読解力)、考える力(思考力)、さらには書く力(表現力)が試されます。複合的な力が求められるので、一問一答形式の勉強法だけでは、乗り越えられないと思いますね。

 ただし、勘違いしてほしくないのは、「知識が必要ではない」という意味ではありません。前述したように、近年、知識問題が増える傾向にもありますから、基礎知識を身につけることはマストです。基礎知識があったうえで、その知識を、資料を読みながら運用する力が必要になってくるのです。

Q:具体的には、どのように勉強をしたら良いですか?


: まずは、社会に関しても、前回のブログ「国語の勉強法(前・後編)」で紹介したように、「なぜ?」「どうして?」「なに?」などの疑問を持つこと。例えば、「なぜこのような政策をとったのか?」「どうしてそのような戦争が起きたのか?」「この資料はなにを意味しているか?」など、立ち止まって考えるクセをつけてください。基礎知識の背景(バックヤード)となる部分までを理解して覚えることが大切です。そのような勉強をしていかないと太刀打ちできない問題ですし、試験までにまだ時間があるので、「なぜ?」「どうして?」「なに?」を常に意識すると良いかなと思います。

 つぎに、私がオススメする「社会の勉強法」ですが、教科書を読むことです!

 理科でも同じことが言えるのですが、社会と理科に関しては、出題のベースが教科書になりますので、教科書を隅々まで読み込むことが重要です。「教科書の内容をノートにまとめる」といった勉強法でも良いのですが、「書く」よりも「読む」ほうが効率的なので、教科書を音読することをオススメします。

 子どもたちを見ていると、みんな、結構 教科書を雑に扱っています。「社会の勉強をする」といっても、意外と問題集に走ったりして、「教科書を読む」ことはほとんどしません。でも、基準は教科書ですから。載っている資料やイラストなどにも注意を払って、適当にではなく、隅々までしっかりと読み込むこと。これをぜひ、勉強法のひとつに入れておいてほしいなと思います。

(次回、「社会の勉強法」(後編)もお楽しみに!)


※この記事は、青木信行 先生(茨進)、飯島孝 先生(茨城教育研究会)、倉田正士 先生(学秀館)、柴山信行 先生(新教研)、田中拓也 先生(TSSつくば予備校)、西田純一 先生(茨城統一テスト協議会)、広瀬伸一 先生(セナミ学院)、藤枝敬三 先生(弘道学館)、山辺和洋 先生(茨城統一テスト協議会)(五十音順)に取材した内容をもとに、シェアタイムが責任編集しています。


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