茨城で中学受検をする小学生のための「算数の勉強法(前編)」
「あのとき、こんな勉強をしておけば良かった…」と後悔しないために!
夏休み中に知りたい「算数の勉強法」について、塾の先生にお聞きしました。
Q:「算数の勉強法」についてお聞きする前に、〝間違った勉強〟があれば教えてください
A: 子どもたちのなかには、自分のレベルに合っていない問題(問題集)を、ただひたすらやり続ける子がいますが、これは本当に〝間違った勉強〟だと思います。もちろん、問題をやること自体(=問題演習)は、間違っていません。しかし、その問題の中身(内容)が自分のレベルとマッチしていないと、時間のムダが多くなるばかりで、テストの点数が上がっていきません。
やはり、どうせ勉強をするならば、効率的・効果的にやりたいですよね! そのためには、(特に算数に関しては)〝自分とのレベル感〟を意識して、勉強すると良いと思います。
Q:〝自分とのレベル感〟というのは、具体的にどういうことですか?
A: まず〝自分とのレベル感〟が合っていないケースは、2つあります。
1つは、基礎力がないのに、難易度の高い問題ばかりをやるケース。
自分の実力がそこまででもないのに、難しい問題(問題集)をやりたがる子がいます。しかし、どんなにうんうん唸って時間をかけたとしても、全く歯が立たず、答えを見て「あぁ、こうやって解くのか。へぇ、そうなんだ」と思うだけ。それでは、絶対に点数が上がりません。
ですから、たとえ周りの友達が難しい問題(問題集)をやっていたとしても、やりたい気持ちをグッとこらえて、基礎づくりに専念することです。
2つ目は、上記の逆。基礎力があるのに、簡単な問題しかやらないケース。
これも〝レベル感〟がズレています。基礎力があるのに、ずーーーーーっと計算ドリルだけやっていても点数は上がらないのです。もちろん、計算力は重要なので、ウォーミングアップのように毎日やることは大事ですが、もっと応用問題にも挑戦していかないと、それ以上は伸びていきません。
ですから、自分にちょうど合うような問題(問題集)を選んで演習することが非常に大切なのです。
Q:自分にちょうど合うような問題(問題集)を選ぶにはどうしたら良いですか?
A: 自分で選抜するのは難しい部分もあるので、学習塾の先生に相談するのが一番だと思います。もちろん学校の先生に聞いても良いと思うのですが、こと〝中学受検対策〟となると塾の先生の方が良いでしょうね。
もし学習塾に通っていなければ、まずは、教科書に出てくる例題をすべて、スラスラと解ける(十分に理解している)ようにすること。そして、学校から配布された問題集(教科書準拠の問題集)も「全部解ける!」状態にすることが大事ですね。
学習塾に通っているならば、もちろん塾のテキストや問題集も同じように、十分に理解している! 全部解ける! ようにすること。わからなければ、先生に質問したり、相談すること。そういった一歩一歩の積み重ねが、算数上達の秘訣なのです。
それでもまだ余力があるのであれば、難しい問題(問題集)を新たに買ってやれば良いのです。
(次回は「算数の勉強法」(後編)をお届けします。皆さんお楽しみに!)
※この記事は、青木信行 先生(茨進)、飯島孝 先生(茨城教育研究会)、倉田正士 先生(学秀館)、柴山信行 先生(新教研)、田中拓也 先生(TSSつくば予備校)、西田純一 先生(茨城統一テスト協議会)、広瀬伸一 先生(セナミ学院)、藤枝敬三 先生(弘道学館)、山辺和洋 先生(茨城統一テスト協議会)(五十音順)に取材した内容をもとに、シェアタイムが責任編集しています。
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