血栓症の副作用がないのがメリットですが、不正性器出血の副作用があります。この薬を飲むと、月経は来ません。良く処方するお薬の一つです。 飲み方:1mg 朝/夕 1日3回、連続投与、休薬期間はなし。 特徴 ・エストロゲンを含有しないため血栓症のリスクがないが、不正性器出血の頻度が高い。 ・効果:子宮内膜症性細胞の増殖抑制作用、疼痛の軽減、過多月経の改善、内膜症病変の縮小。 ・副作用として不正性器出血がある。 副作用への対応:内服中の不正性器出血が止まらない、あるいは出血
低容量ピルを内服されている方も多いと思います。参考にしていただけると幸いです。 *このnoteは医師として勤務する中で様々な書籍、情報を元にまとめたものです。情報が溢れている中、医療をより良くしたいという思いがあり公開しております。 *病院や医師によって考え方は異なりますので、あくまで参考程度と考えていただけると幸いです。また、患者様、医療従事者の方々にも読んでいただくこともあると思いますが、確実性、完全性、エビデンスを保証するものではありません。治療内容に関しましては、主
胞状奇胎というお言葉はあまり聞かれないと思います。計画的な治療・フォローが必要な疾患です。 *このnoteは医師として勤務する中で様々な書籍、情報を元にまとめたものです。情報が溢れている中、医療をより良くしたいという思いがあり公開してます。 *病院や医師によって考え方は異なりますので、あくまで参考程度と考えていただけると幸いです。また、患者様、医療従事者の方々にも読んでいただくこともあると思いますが、確実性、完全性、エビデンスを保証するものではありません。治療内容に関しま
婦人科編になります。子宮頸癌の新しい進行期分類も更新しております。しっかり対策していきましょう。なお、疫学は最新のものを参照してください。
私は、2021年から周産期の試験内容が難しくなっていると感じております。周産期も広くカバーしていきましょう。 全般的なまとめ ・常位胎盤早期剥離 リスク:子宮内感染、多産、高齢、最も高いのが飲酒 予後不良:腹痛群>出血群、剥離面が50%を越える、剥離が中心部 血液検査:FDP・Dダイマー↑、PT↑、赤沈↓ 出血時の対応:子宮筋層内へプロスタグランジンF2αの局注は行わない。
産婦人科専門医試験 女性ヘルスのまとめノートです。 総論 ・ゴナドトロピン=LH、FSH *ゴナドトロピン製剤・ゴナドトロピン療法:不妊治療に使用 ・LH=黄体形成ホルモン、FSH=卵胞刺激ホルモン ・hCG =ヒト絨毛性ゴナドトロピン
産婦人科専門医試験 対策ノート 不妊編です。こちらも出題範囲が広いため、広くカバーしていきしょう。 総論 ・ホルモン基礎値:月経3-7日目 ・性交後試験(PCT):フーナーテスト、Miller試験 頸管粘液中に1個でも前進運動精子が存在すれば、頸管因子による不妊は存在しない→PCT陽性 ・ゲスターゲン試験:プロゲステロン投与 ・Kaufmann療法:E+P、Holmstrom療法:Pだけ
実は先月産婦人科専門医の試験がありました。 その時にまとめノートを作成しており、そちらを公開しようと思います。 産婦人科専門医試験のノートは、周産期、婦人科、生殖医療、女性ヘルスに分けて販売しようと思います。1つ1万円で、4つで4万円です。作成に時間がかかっており、この値段設定としました。 産婦人科診療ガイドライン、産婦人科専門医のための必修知識 2020年度版、専門医筆記試験に向けた例題と解説集、過去問4年間分(2018年〜2021年)、子宮頸癌ガイドライン 2017
産婦人科救急での鑑別になります。 主に性器出血と下腹部痛です(産婦人科疾患メイン)。 わからない略語はインターネットで調べていただけると、出てくると思います。 ポイント ・まずは異所性妊娠と卵巣腫瘍茎捻転の鑑別
内科医、救急医からコンサルトの多い疾患だと思います。 ポイント ・閉経後で寝たきりの高齢女性に多い ・帯下が排出されず子宮内に膿が貯留し、慢性感染症の形で発症する
私は、現在医師6年目です。産婦人科をベースに日々医療を行う中で、noteに疾患の概要、治療方法などをまとめてきました。ノートは1900枚ぐらいあります。 かねてより、このまとめたnoteを、一般の方々や医療を行う方々と共有したいと思っておりました。医療の場面で、よりスムーズにコミュニケーションが取れるツールにしていただけるとありがたいです。 今後、私が医療を行う中で学んだ概要・治療の知識をまとめたnoteを公開しようと思っております。ただ、病院や医師によって考え方は異なり