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【前編】シェアプレイス卒業生に聞く。おかえりがある一人暮らしと、その後の話。│廣川祐子さん(the C)

東京・丸の内エリアにほど近い、神田駅・大手町駅から徒歩7分に位置する「the C」は、アパートメント・オフィス・レンタルスペースからなる複合施設。オフィス街の「働く」機能と、下町の「住む」機能が融合したこの場所で、遊び心のある人たちが数々のコラボレーションを生み出しています。7.8帖以上の個室はインナーバルコニーと洗面台付きで、プライベート空間も充実。

今回は「the C」の卒業生たちがつながり合う「the D」の発起人である廣川祐子さんに、卒業生ならではの目線でシェアプレイスの魅力について語っていただきました。

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廣川祐子さん
・入居歴:2015年3月〜2016年3月(1年)
・ご職業:不動産企画・開発
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自分の知らない世界が、そこにはきっとある

私はずっと実家暮らしだったのですが、30歳になるタイミングで一人暮らしを考え始めました。当時はゼネコンで猛烈サラリーマンとして働いていたので、都心にアクセスしやすい場所に住みたかったのですが、なるべく家賃や初期費用を抑えたくて。そんな時、会社の同僚から「シェアハウスに引っ越した」という話を聞きました。

職場以外の人たちとの交流を楽しんでいる様子を見て素直に羨ましくなったし、「家具や家電も揃っているならちょうどいいかも」と思って。リビタのシェアプレイスは、清掃業者の方が共有スペースや水回りを掃除してくださるので、仕事漬けの日々を送っていた自分にとってその点も魅力的でしたね。

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(9Fのラウンジには、仕事用のミーティングスペースも設けられている。)

「the C」を選んだのは、徒歩10分圏内に8つの駅があって都心へのアクセスが抜群なのと、オープン直後で初期メンバーを募集している段階だったので「これから何かが繰り広げられる感じ」が想像できてワクワクしたからです。自分の知らない世界が、そこにはきっとあるんだろうなと。
入居前は「仲間に入れなかったらどうしよう」という不安もありましたが、気さくに接してくれる人が多かったので、輪のなかにも溶け込みやすかったですね。

あえて生活リズムを崩さずに、偶然の交流を楽しむ

もしかしたら、私と同じように人間関係の築き方への不安があって「入居する勇気が出ない」という方もいらっしゃるかもしれません。でも、卒業生としておすすめしたい暮らし方は「自分の生活を無理やりシェアハウスタイムに合わさないこと」でしょうか。

たとえば「頻繁に共有スペースに顔を出したほうがいいのかな?」とか「仲良くなれるように頑張らなきゃ!」と考えすぎると気が重くなるし、疲れてしまいそうですが、実際にはいろんな生き方をしている人が住んでいるので。生活リズムはもちろん、気の合う人たちとの交流が、暮らしのなかで自然に生まれるはずです。

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(コの字型のキッチンカウンターが、廣川さんお気に入りの場所。)

私は当時、建築設計の仕事を猛烈にこなしていて「22時過ぎに顔を出す人」になっていましたが、同じくらいの時間帯に仕事を終えて帰宅するメンバーが居て。みんなと緩やかに集まって遅い夕飯を食べることで「自分だけじゃないんだ……!」と励まされたし、すでにシャワーを浴びてパジャマ姿でリラックスしているシェアメイトたちと雑談できるのも、疲れて帰ってきた後の癒しの時間でした。

曜日や時間帯によって、違う顔を持つ共有スペース

こんなふうに、曜日や時間帯によって顔を合わせるメンバーが違うので、気軽に日替わりトークをたのしめると心地よく暮らせるのかなと思います。きっと、私がよくいた22時より前や後の時間帯には、私が知らない「the C」が存在していたはず。そう考えると面白いですよね。

当時の「the C」には商社や出版社勤務の人、起業家や秘書、医師や看護師、大学教授や予備校講師など、さまざまな職業の人が居ました。みんな生活リズムが違うし、もちろん部屋でゆっくり一人の時間を過ごしたい日もあるから、マイペースに交友関係を広げることがシェア暮らしを満喫するコツのひとつなのかもしれません。

ちなみに神田は飲み屋街なので、定期的にシェアメイトと飲みに出かけることもありましたが、酔って上機嫌になりながらみんなで家に帰るのもたのしかったですね。道にズラズラと並んだ大人たちが、同じ建物に入っていく。まさに、サザエさんのアニメのエンディングのような感じになるんですよ(笑)。

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(終電を気にせずに盛り上がって、時には家で飲み直すことも。)

★後編はこちら

★The C物件詳細はこちら

取材:2021年3月
interview & photo_ 馬場澄礼

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