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シェアハウスの作り方⑤契約〜入居

 内覧に来てくれた候補者の方には、その場で契約や入居手続きをするのではなく
 1、向こうからの入居申込書もしくはメッセージを頂いて
 2、審査した後に契約
という手順を踏みましょう。希望者がとてもいい方で、今住んでいる住人さんともうまくやっていけそう!と思ったらその場で入居を進めたくはなりますが、ちょっと我慢して、めんどくさいですがこの手順を踏みましょう。

 どうしてかというと、あなたと候補者おたがいに一旦冷静になること・仕事としてあまりその場その場で判断するのは、あとあと信頼を損なう可能性があるということです。和気あいあいのハウスでも申込みや契約をキチンとしているところはやはり信頼できますし、なにかあったときに対応や対策が迅速です。
 
 さて、申し込みの意思表示を頂いて、問題ないと判断したら契約に移りましょう。契約書はネット上に雛形が多数存在します勉強がてらダウンロードして自分なりの契約書を作りましょう。
 (口約束や書面なしの契約をしているところもあるそうですが、知り合いや友人のみでやりくりしていけるのであれば問題ないでしょうが、販路や事業を拡大したいのであれば契約書は作って、毎度契約するようにしましょう。)

 シェアハウスは寄宿舎規定なのか同居形態にあたるのかまだまだ未確定の部分がある分野です。必要な資格(宅建士)などは今後必要になることもありますし、対外的に信用度も上がるのでできれば取っておきましょう。

 入居日を聞いていた貴方は、他の入居者さんに新しい住人さんが入居することを連絡し、部屋の準備をします。welcome partyの企画をするのもいいかもしれませんね。
 希望者とは契約日までに必要書類等のやり取りをし、契約日に初期費用を頂いて鍵を渡します。あなたの物件に入居者が一人増えました!おめでとうございます。
 
 入居者さんも最初の1週間くらいは新しい環境で不安でいっぱいです。あなたが近くに住んでいてよく顔を出せるのであれば、状況を聞いてあげましょう。なにか追加で必要なことがあればできるだけ対応してあげましょう。その方が仕事も新しくして引っ越してきたなら職・住ともに新しい場所です。優しく接して上げてください。シェアハウスをしていると入居者さんの中でここらへんの距離感がとても上手な方がいます。そんな方をゲットできた貴方はとてもラッキー任せれるところは任せましょう。あなたは貴方しかできない仕事で彼らをサポートしてください。

 私の会社は最初のころイベントを自分で企画したり定期的に食事会を設定していました。ただ、30代後半になってからは入居者さんたちとの年齢のギャップもありますが、段々と行事ごとを企画するのがしんどくなりました。
 これは年齢のせいではなく私の性格もあるのですが。

 そこから、考え方を変えて地域密着型のシェアハウスをコンセプトにして、地域とのつながりを密にし、住んでる場所のお祭りや、知り合いの田んぼの田植え・稲刈りに住人さんを招待するようになりました。私がしていることは”繋げる”ということだけです。
 これだけで、私自身の企画したり準備したり、調整したりという負荷が減り、外に出るイベントが増えたことで内容の広がりも生まれました。
 その分の空いた時間を趣味の時間に割いて、そこに住人さんを招待するという状況も生まれたりして、これはやって正解でした。

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