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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド98〜101 膝関節の構造・膝蓋骨の評価】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド98

□スライド98

【膝関節の構造】

①大腿骨(赤い□)
②膝蓋骨(水色□)
③腓骨(紫□ 腓骨は膝の関節に関与はありません)
④脛骨(黒□)

⑤脛骨粗面(緑色の○大腿四頭筋の停止部)

⑥内側果(赤い○)
⑦外側果(青い○)

膝関節には関節が2つあります。
膝関節は正式な名称ではなく、脛骨と大腿骨で構成される「脛骨大腿関節」、膝蓋骨と大腿骨で構成される「膝蓋大腿関節」があります。


スライド99

□スライド99

【膝蓋骨の評価】

膝蓋骨の基準は、男性は0.93前後、女性は0.99前後となります。

膝蓋骨の上部を「膝蓋骨底」
膝蓋骨の下部を「膝蓋骨尖」といいます。

○膝蓋骨底と膝蓋骨尖の長さ ÷ 膝蓋骨尖から脛骨粗面までの長さ

上記の式の解が
男性は0.93前後であれば正常、1.3以上であると膝蓋骨高位。
女性は0.99前後であれば正常、1.4以上であると膝蓋骨高位となります。

*膝蓋骨の大きさは変化しない。変化するのは「膝蓋骨尖から脛骨粗面までの長さ」となります。この数値が多くなると言うことは、膝蓋骨が上方にあるということになります。

男性と女性で数値がかわるのは、膝蓋骨の大きさに男女差があるためとなります。

「膝蓋骨高位の問題点は?」
膝関節の屈曲するさいに膝蓋骨は下方へ移動します。
膝蓋骨が高位にあると、膝関節屈曲の際に下方への移動距離が長くなってしまうため、屈曲制限の因子の一つとなります。

スライド100

スライド101

□スライド100、101

【膝蓋骨の評価方法】

膝蓋骨底と膝蓋骨尖の位置を確認します。
次に、脛骨粗面、こちらは隆起し始めの位置を確認します。

膝蓋骨底から膝蓋骨尖の距離、膝蓋骨尖から脛骨粗面の距離を計測します。

膝蓋骨を計測する際には、皮膚などの組織がありますので、つまんでいる範囲よりは狭くなりますので、ご注意ください。

数値がでたら計算をし、基準と比較をしましょう。

【実践】

①「膝蓋骨底」と「膝蓋骨尖」を探します。
② 膝蓋骨底と膝蓋骨尖までの長さを測ります。(軟部組織の厚さに注意)
③ 膝蓋骨尖から脛骨粗面までの長さを測ります。
④ ①の数値を②で割ります。

③ででた数値が、
男性は0.93前後であれば正常、1.3以上であると膝蓋骨高位。
女性は0.99前後であれば正常、1.4以上であると膝蓋骨高位となります。

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