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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド㊵・㊶・㊷・㊸ 脊柱の評価】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド40

スライド41

スライド42

スライド43

矢状面の基準値は、外耳孔・肩の中心・大転子・膝関節のやや前方・外果のやや前方の5点が一直線上であると述べましたが、これに加え脊柱の弯曲の評価をしていきます。

矢状面の基準値5点が一直線上であったとしても、脊柱の弯曲がまったくない(ストレート)もしくは過剰に弯曲している、場合があります。

一般的に脊柱の評価方法で、壁に背中をつけて行う評価があります。

この評価では、いくつか問題点があります。

・壁があることで、日頃の姿勢ではなく、修正をしてしまう。
・お尻の筋肉が発達している人は壁にお尻があたり、体が前方に移動してしまうので、実際より脊柱の隙間が大きくなってしまう。

このような問題点があるため、違う評価方法をご紹介いたします。

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脊柱の基準値
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□肩甲骨面と臀部はまっすぐ(指0本)
□頭部は指1本の隙間
□頸部は指4本の隙間
□腰部は指3本の隙間

*肩甲骨面とは胸椎で1番後弯しているところ
*頸部・腰部とは1番前弯しているところ

メジャーや紐など、垂直を計測できるものを用意します。
長さは、クライアントの座高以上の長さが必要となります。

垂直を計測できる器具を持ち、クライアントの体に近づけていきます。
器具がクライアントの体の一部に触れた時点で、動かすのをやめ計測をします。

臀部は仙骨にあたるようにします。そうすることで、臀部の筋肉の影響が小さくなります。

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注意点
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①指の本数ですが、これは、クライアントの指の太さで計測します。
トレーナーが男性で、クライアントが女性だった場合(逆の場合も)基準がかわりますのでご注意ください。

例:トレーナーが男性で、クライアントが女性の場合は、腰部は男性の指で2.5本くらいが正常となります。

②脊柱の評価は、先ほどご紹介した矢状面でのニュートラルポジションの5点が一直線上に並んでいることが前提となります。
5点が一直線上でない姿勢の人に、この評価を行なっても正しい結果とはなりません。

例:
肩の中心より外耳孔が前方にある方にこの評価を行なったとします。
頭部が前方にあるため、頸部の隙間は指4本以上となることが予想されますが、実際は指4本だったとします。
この場合は、頸部の弯曲が少ないと予測することができます。
頭部が前方にある場合、正確な評価はできませんが、予測することは可能です。

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実践
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①垂直を測定できる器具を準備します。

②垂直になるように器具をもち、評価できる位置に立ちます。

③クライアントの身体に器具が触れた時点で動かすのをやめ、5点を評価する


・肩甲骨面と臀部はまっすぐ
・頭部は指1本の隙間
・頸部は指4本の隙間
・腰部は指3本の隙間

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