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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド㉑ 立脚期における筋張力の低下とその代償効果】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド21

歩行動作時において単一の筋の張力を低下させた場合に、その他の筋にどの程度の変化が代償的に生じるかを詳細に分析した実験があります。

大臀筋の張力が低下した場合、ハムストリング・広筋群、そして中臀筋の順に張力が増加します。

例えば、大臀筋の張力が低下しているAさんがいたとします。
Aさんは、ハムストリングの張力が増加し、ハムストリングの柔軟性に問題を抱えていました。
Aさんに対して、ハムストリングの柔軟性を改善するために、ストレッチを処方しました。

Aさんの問題は、大臀筋の張力が低下したことによりハムストリングの張力が増加しているので、ハムストリングスにストレッチを処方しても一時的に改善されるかもしれませんが、時間の経過とともにまた柔軟性は低下してしまいます。
(ここでは、なぜ大臀筋の張力が低下したかは、考察しません)

この実験では、ハムストリングス、広筋群、中殿筋の順番で張力が増加しましたが、実際現場では、人によって順番がかわる、または他の筋肉で代償する可能性があります。


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